9月23日(1日目)
情報工学科のとある教員です。神奈川工科大学開学50周年記念事業の一つである学生チャレンジ、「オーストラリア大陸縦断レースに初参加・初完走を目指す」という壮大な計画に借り出され、なんと今日から1ヶ月近くの間オーストラリアに滞在です。その間、代理で授業を担当してくださる先生方には心から感謝です。
この大会の詳細はさておき、中高生諸君に向けて簡単にいうと「太陽電池の発電エネルギーだけで走る車を自作して高速道路を運転し、南北(北南)約3,000キロメートルを1週間で走り抜ける」というレースです。
一言でソーラーカー(本大会からSolar EVと呼称することとなったらしい)と言っても、その製作に関しては様々な技術が要求されます。これまた面倒なので省略しますが、近年ではありとあらゆる機械の制御にコンピュータ(つまり情報処理)が欠かせません。要は、ソーラーカーをうまく走らせるにも情報工学の研究分野が深く関わってきます。
ただし残念ながら、今年度のチャレンジではそのような研究分野での知識提供ではなく、操縦士としてのエントリーが表向きで、料理長担当がメインです。そのへんの話は追ってレポートすることとしますが、とにかく最初のミッションは「学生2名を引率し、スタート地点まで追加の機材を搬入する」です。移動だけで楽できる予定でしたが・・・
成田空港でこれからのサバイバルに向けての不安を感じさせない頼もしい二人
彼らは自動車システム開発工学科とロボット・メカトロニクス学科の学部生です。普段授業などでは私と接する機会は全くないのですが、同じ目標を持つ仲間です。これからしばらくの間よろしくお願い致します。
機材の運搬には困難を極めました。まず、3人が運んだ荷物の総量はおよそ115kg。それをうまく割り振るのにだいぶ苦労しました。しかも、経由地のフィリピンでは凶器扱いされて荷物を一部持ち込み拒否されてしまいました。飛行機も遅れまくって、今後どうなるのでしょうか?これから約一ヶ月のレポートをどうぞお楽しみに。
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