2014年3月9日日曜日

今日はお抱え運転手 ― 名護から那覇まで ー

 夕刻に学会が終わり、そこ(名護)から那覇へ向かい、レンタカーの返却と飛行機搭乗は、夜にかかる知らない道路と慣れない車ということでリスクが大きいと判断しました。教習所では○○君と同じく落第を重ねたこともあり、運転には(も)自信がありません(ただし、無事故です。無違反ではありませんが)。学生には、「小さな金をケチって大きな金を失うようなことはするな。」、を物事の考え方の基本として指導?しています。よって、名護にもう一泊して翌朝空港に向かうことにしました。
 ということで、今日の私の役割はお抱え運転手です。カーナビに言われるまま運転しました。私はカーナビの操作は一切していません。単なる運転要員です。
こんなところに着きました。来たときとルートは違うようです。カーナビは賢いので、渋滞を回避したルート検索をしているのだと思いました。万座毛と看板に書いていました。平成25年の11月に天皇皇后陛下がいらっしゃったようです(記念碑にそう書いてあったような)。

せっかくなので記念撮影をしました。中央の屋良君は高校まで沖縄にいたので、ガイドしてくれるかと思ったのですが、期待は裏切られました。首里城にも行ったことがないそうです。
 
身を乗り出す富上君(トミー)。私も十分用心しました。トミーにはかなり過酷な仕事をしてもらったので(リンク1リンク2)、彼がこの場で一瞬でも妙な気持ちになったら大変と思いました(笑)。

万座ということで、カーナビは万座ビーチと勘違いしたようです。気がつくと、このような場所にいました。ビーチには誰もいません。彼らは水切り遊びをしていました。背景はあの有名な万座ビーチホテルなのでしょうか?


天気は曇り。気温も低く寒かったです。でも、海は綺麗でした。ベストシーズンは、さぞかし・・・と思わせてくれます。今度は、お互い別の人と来たいですね。

ナビは正常に動作し始めたようです。那覇に向かっているようです。人工知能機能付?のカーナビなのか、搭乗者のトイレ間隔もナビのパラメータになっているようで、トイレ休憩のためか停止命令が出ました。ちょっと覗いてみました。圧搾機と書かれています。何かを絞っているようです。少なくとも、トミーを絞るものではないようです。

絞られて出てきた汁(しる)を煮詰めて濃くしているようです。運転者、搭乗者のアイデアも絞って絞って絞って、そして煮詰める必要がある、ということをカーナビは示唆しているのだと思いました。賢いナビです。


煮詰めている水蒸気に囲まれる三人組。そのとき、私はおしゃぶりならぬ、久しぶりに歯ごたえを感じていました。さとうきびを噛んで搾り出していました。アイデアは搾り出せないのですが、甘い汁は絞り出せました。

カーナビの指示にしたがって止めたのですが・・・。そろそろ出ようとしたのですが、この有様です。右が我々が乗った車です。もっとゆっくりしなさい、というカーナビと沖縄の方々の暖かい気持ちと思いました。が、そうもしていられない、と焦りました。

何とか、脱出しました。その脱出力が大きく、オーバーシュート(制御系の専門用語で失礼。他に適切な表現がない)して、琉球村なるところにワープしてしまいました。仕方ないので、これも神のお導きと判断し、見て回ることにしました。
 
水牛が歩いて、圧搾機を動かし、さとうきびを搾っていました。しかし、トミーはいったいどこを見ているのでしょうか? 近くに卒業旅行中の○○大生でもいたのでしょうか? いけませんね。


ここは、那覇国際通りの片方の出発点です。ここまでたどり着くのは、大変でした。このときには、何者かの手によってカーナビが操作されていたように感じました。渋滞あり、○○○あり、△△△ありです。最後は屋良君の那覇在住の経験がいきました。
 ガソリンも満タンにして車も無事返却したので、これで安心して(私は)遊べます、と言いたいところですが、「新垣ちんすこうを買ってくるように・・・」などの依頼事項があるので、まだ安心できません。国際通りで見つけて早々に買いました(空港では至る所にありましたが・・・。あとでもできるとは考えるな、という学生指導?を自分に言い聞かせました)。

 「水も滴るいい男」という私の皮肉に対して、岩崎君からの「単に水が滴る男です」という冷静な発言が印象に残っています。傘を買いに走りました。

 出張でレンタカーを自分で運転することは、約20年ぶりでした(種子島で徹夜明けで早朝に運転したことがあります)。結構緊張しました。自分の車で、自分の移動のために運転するのとはわけが違います。前途有望、かつご家族の大切な学生を乗せているので、いやが上にも緊張は高まりました。その緊張によるご利益は今のところないもないですが、同乗学生諸君にとって学生時代の思い出の一つと、そして自分自身の絞込みになったと思いたいものです(しかし、那覇―羽田は長いですね。このブログの記述時間+居眠りの時間が確保できました)。

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