2006年、11月18日(土)、19日(日)に第31回幾徳祭が開催されました。
幾徳祭とは、神奈川工科大学の学園祭です。
毎年、大勢の方が来場され、展示や発表、
模擬店などが立ち並びます。
ここでは、情報工学科にスポットを当ててご紹介したいと思います。
1日目(18日)
プログラミングコンテスト開催
このコンテストは、情報工学科の学部生限定(1年~4年生)で
テーマに沿ったプログラムを作成し、
コンピュータ同士を戦わせ勝敗を決める、
トーナメント形式のコンテストです。
上位4チームには、wii、xbox360、ipod、電子辞書の景品が用意されており、
1・2年の部からは7チーム、3・4年の部からは14チーム出場しました。
テーマは、トランプの「七並べ」。
出場者が、それぞれ得意なプログラム言語を用いて、
対戦者と主催者側が用意するプログラムに勝利するように、
工夫を凝らしてプログラムを行います。
使用される言語は、C言語、C++言語、java、rubyなど様々です。
優勝したチーム「風」は、1年生1人での参加でした。
決勝戦の直前に、「上級生に勝ちたい」と言っていた通り、
見事3・4年のチームに勝ち、コンテストの優勝者となりました。
「影の協力者」として、友達がバックアップしていました。
惜しくも2位となった、3・4年の部のチーム「小平研究室」は、「徹夜で頑張りました」と話してくれました。
3人のチームで、チーム間の連携が確立されていました。
総合3位の、3・4年の部チーム「服部B」は、4年生1人での参加でした。言語はRubyを使い、プログラムを組んできたそうです。
「カードが運のうち」と話してくれました。
各チームとも、それぞれの戦略や創意工夫が発揮されていました。プログラムを組むことは難しいと思うかも知れませんが、
このような身近なところから興味を持っていくと、
楽しいと思えるのではないでしょうか?
コンテストの詳細は、こちらをご覧ください。
プログラミングコンテスト2006
夢の実現プロジェクト2006発表
「夢の実現プロジェクト」とは、学生の“夢”を追いかける情熱に対して、
経済的な側面からアシストする制度です。
今年度で2年目を迎えるこのプロジェクトは、
ものづくりなどに関する意欲的で自主的な学生プロジェクトを公募し、
年間で10~20プロジェクトに、最高100万円の資金を援助するというものです。
情報工学科からは、「有限会社 ネオクレッシェンド」と、「I.O」が採択されました。
「有限会社 ネオクレッシェンド」
本プロジェクトの代表である、本学大学院情報工学専攻2年の多田さんは、
2006年1月に神奈川工科大学で2社目(現存する会社としては唯一)となる
学生ベンチャー企業「有限会社ネオクレッシェンド」を創業し、
取締役社長という肩書きを持っています。
多田さんは、本学からひとつでも多くのベンチャー企業が
生まれて欲しいという思いから、KAITアントレ研究会を立ち上げられました。
本学には、起業準備講座という講義があり、
現在、150名程の学部生が受講しています。
このような、「起業はしたいけどどうすればいいのかわからない」
学生をサポートしたいと言っていました。
ビジネスプランコンテストを開催し、「やりたいことは何ですか?」と
学生に問いかけて、ともに実現していきたいと話してくれました。
KAIT_entrepreneur.ppt
「I.O」
本プロジェクトは、情報工学科3年の中村さんが中心となり、
活動しているプロジェクトです。
現在、本学の学生証として配布されているICカードを利用して、
学友会などの選挙の際に、二重投票をなくすシステムを作成しています。
FeliCaを使って、学生証に焼き込まれているデータを読み取り、
選挙をスムーズに行えるようにしています。
投票は、タッチパネルを用いて簡単、かつ迅速に行えるようになります。
学友会に使われる事を目指して取り組んでいます。
執筆 情報工学科 3年 谷口 望美
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