募集期間:4月6日(月)~6月15日(月)
本ブログには、応募対象の高校生のみなさんの読者もいると思います。是非とも、ご応募ください。
さて、前回、2015年度から変更する内容の一つとして、テーマの設定を説明し始めたのですが、その続きです。今回は次の三つをテーマとして設定することにしました。
(1)ITで解決する社会の問題
(2)ITを活かした未来の○○
(3)ITで盛り上げる東京オリンピック
(1)の「ITで解決する社会の問題」については、このテーマで応募する夢を考えてもらう過程で、皆さんに、現在の社会が抱える問題について調べ、その問題の原因について考え・議論し、その解決案をITを使って提案していただきたくて、このようなテーマを設定しました。現在の社会が抱える問題を現象としてみたとき、その原因について考える、まさに、問題発見能力の向上が狙いです。
従来もこのテーマに合う形で応募してくださった皆さんもいましたので、特別新しいテーマではないかもしれません。ただ、今回は、敢えてこのテーマを設定することで、より多くの皆さんに、世の中に目を向け、いろいろと調べて頂けるのではないかと考えました。
また、コンテストのHPにも書いたように、紛争や戦争、消滅可能性都市の問題など、今まさに大人たちが苦労している問題にもチャレンジしてもらいたいと思います。また、それと同時に、個人的には、今国会で成立の見通しとなっている18歳への選挙権年齢の変更に関連し、高校生のみなさんが抱えるだろう投票率低下の問題にもチャレンジしていただきたいと思っています。もちろん、これら以外の社会の問題の解決の提案もOKです。
(2)の「ITを活かした未来の○○」についても、正に「夢」を語るのにふさわしいテーマになっています。敢えて、このテーマを選定した理由は大きく二つあります。一つは、パソコンやスマホだけで動くのがITではなく、もっと身近なものにITが使われはじめていることを気付いてもらいたかったということがあります。このテーマだけからは、なかなかわからないのですが、コンテストのHPの説明にあるように、今話題になっている、自動運転や無人航空機もITが無ければ実現できません。
もう一つの理由は、前回のテーマを設定する理由のところでも説明しましたように、テーマを絞り込んでからの、調査の時間を確保して頂きたいためです。応募する段階で、「未来の○○」のテーマの「○○」を決められれば、後は、現在どんな取り組みがなされているかの調査は比較的スムーズに進むと思います。似たようなものがあってもいいんです。きらりと光る特徴がある提案を是非とも考えていただきたいと思います。
少し区切りは悪くなりましたが、また、長くなってしまったので、次回に続かせてください。
【勝手バックナンバー】
その1 今年も開催しますIT夢コン!
そうですよね。
返信削除「似たようなものがあるから、そのアイデア、没だな」、ということではなく、それを出発点として考えや調査、議論を進めてほしいですね。そこから光るもの、オリジナルなものが出てくるのではないでしょうか?個人的にというか、年寄りの観点からは、「産みの苦しみ」をたっぷり味わってほしい、そんなに簡単に新たなアイデアは出るものではない、という厳粛な現実を感じてほしいという思いがあります。意地悪ですね。そのプロセスが、成長に繋がると思います。「みんなでやれは、***」という名言?迷言がありましたが、是非そのようにやって応募してください。