4月でも学会(この場合は、講演会を言っています)がある学会(この場合は、組織を言っています)があります。今日は、測位航法学会(主にGPSなどの測位、要するに位置情報取得のための技術やその応用に関する分野の学会)の講演会で、修士1年の村田翔太郎君が発表しました。
発表タイトルは「非可聴音を用いた屋内測位のための受信機の試作とその評価」。
何だ? 3月に電子情報通信学会で発表した(リンク)ものの二番煎じではないか?とは言わないでください。3月の春休み期間や院生となった4月から今日まで、休み返上して(平日も休んでいるわけではないです)検討、実験、解析をやり遂げた結果です。「修士(修士進学希望者を含む)には、春休み、夏休み、冬休みはないよ(お盆休みはある)。」という指導教員の教えを信奉?してくれています。
実際、大学院の授業やTA(Teaching Assistant:教員をサポートして、演習、実験などで学部生の面倒をみる仕事)で、普段はなかなか十分な時間を確保することが難しい場合も多いです。
発表中の村田君。発表そのものはうまく(以前よりは)なりました。質問対応は、誠実さ?がにじみ出ています。たとえ正式なデータ取りは行っていなくても、様子見の実験の結果や、類似実験からの予想などは遠慮なく話していいですよ。ハッタリかませ、と言っているわけではないので、念のため。
会場となった東京海洋大学は、品川キャンパスと東京に近い越中島キャンパスがあります。今日は品川キャンパスでした(品川駅から徒歩8分程度だったかな)。旅行じゃないことが納得いただけますね。しかし、品川駅のこちら側は、すっかり都会の街になりましたね。
世の中狭いもの、とはよく言ったものです。以前の職場でお世話になった方も学会に参加されていました。私の仕事の内容が変わって新たな知識、その他が必要になったとき、大変お世話になった方です。今でもその恩は忘れていません。初歩的なことでも遠慮なく聞くことができる先輩や仲間がいることは、大きな財産です。
写真を学科のブログにアップしてもいいですか?との私の問いに対して、「正規に来ている。何も困らない。」ということで、むしろ証拠になる?とのことで快諾してくださいました。
ちなみに、お会いしたとき、「痩せたのか?」と看破されてしましました。鋭さは相変わらずです。私の油断のならない男(リンク)との決戦に備えた隠れた努力が見破られました。(実際は、その男とその仲間とは、今週はマルマルkm歩いた、日曜日はバツバツkm走ったと互いに自慢しています。)
ちなみに、これが今回の発表のネタとなった実験時のもようです。騒音環境下での評価ということで、混雑時の新食堂(リンク)の片隅で、遠慮なく実験を挙行しています。うるさ過ぎるくらいの環境です。音楽(校歌を含む)まで流れ、騒音レベル80dBを越えています。いい見世物だと思うのですが、ほとんど人が近づきません。彼の殺気が漲っているのでしょうか?
まずは、第一目標はクリアしました。また、明日から新たな目標に向かって進めていくことになります。目標設定と言うのは、簡単なようで意外と難しいと思います。短期的目標を確実にこなしながら、中長期的目標を見据えて布石をうっている現状です(これはちょっと嘘ですね。本当は日々、自転車操業です)。
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