2015年6月7日日曜日

ミライケータイプロジェクト

ミライケータイプロジェクトをI科3年生を中心に開始しました。I科では4年間在席中に半年で1単位ずつ、合計2単位までプロジェクト研究が認定されます。これを活用してプロジェクト研究の参加者を公募し、3年生9名で開始しました。その内容を区切りごとに紹介していきたいと思います。

いわゆるPBL(Project Based Learning)の参加者を公募をして、キックオフをしたのが4月の第2週です。公募は、前年度の2年生向けの授業の中での告知や掲示板で告知することにより行っており、最終的に9名がエントリーしてくれました。

まずは4-5月の活動内容の紹介と その総決算である合宿の紹介です。

4- 5月  スマホアプリの検討。 開発したいアプリの検討です。 メンバがそれぞれに案を出し、これをお互いにふくらます格好で議論していき、その後絞込みます。今年は2件に絞りこみました。
 ① 初心者ギター奏者のための演奏支援アプリ
 ② 一人暮らしを応援するレシピ推薦アプリ
これらをあらゆる角度から提案資料としてまとめて行きます。 他に似たアプリ、関連するアプリはないのか。どうやくに立つのか、実現性はどうなのかといったことです。 教員は見てるだけで、学生がすべて互いに協力し自律的に活動します。ただし、何を考えなければいけないのかはテンプレートを用意してあるので、そのテンプレートに沿って提案資料を作成することになります。

メンバーは4,5月は 全員の授業のない時間である月曜の2限と水曜の5限を利用して活動しました。 


活動の様子


元々は全員でアイデアを出し、議論の末に2件絞り込んでましたが、D科の先生に相談した結果ギターの方は実装が難しいと判断し、メニュー推薦のアプリ1件に絞りました。
さて、この提案書を持って6月合宿です。  実はこの作業、このメンバーだけではなく、同じ作業をはこだて未来大学、法政大学、専修大学、長崎大学でも実施しています。 また、その進捗やどんな内容を提案するのかといった情報交換を毎週水曜5限にskype を利用したビデオ会議を開催して行っていました。合同での合宿のスケジュール調整や持参物など互いに確認する作業も行います。いずれも3年生が中心で、学生同士で決めていきます。

いざ、合宿。 合宿は伊勢原にある専修大学セミナーハウスを利用しました。大学に朝7:50に集合(一部は直接バスで会場に)。 セミナーハウスまでは大学から車で20分ほどです。


9:00には全員集合です。すぐに全員で会場のセッティングをします。 
5つの大学の各自がオンライン会議ではビデオで顔を見ているものの、この日初めて顔を合わせます。

学生による開会の宣言のあと、セミナーハウスの利用方法の簡単な注意ののち、学生、
企業からのボランティア参加、OBの参加、TAの参加、教員とそれぞれ自己紹介をしました。







神奈川工科大のリーダF君が自分たちのアイデアのプレゼンをします。QAを入れて20分のプレゼンです。前日まで準備していたのですがなんとか無事に訴えたいことは訴えられたようです。
 この他にもアイデアを複数持参したみらい大と専修大が2件ずつ。残りが1件ずつで合計7件の発表です。 お互いに真剣に聞いてわからないことは質問して納得していきます。しかし、どうしても質問するのは決まった人になってしまうのはしかたのないとこでしょうか。
 7件終了時点で昼食です。







昼食後の休憩時間に、教員やOBで相談してアイデアを膨らます組み分けや、対象とするアプリを選択していきます。 今回は大きくわけて2つの性質(マッチングを主とするものと、リコメンドを主とするもの)に分けられました。 そこで人数も考慮して 6つのチームに分けました。


このあと、本学の学生は1人または2人が、各アイデアのグループに入り、内容のブラッシュアップに協力します。






アイデアの基本を出したリーダF君は当然ながら自分のアイデアを他の大学の学生とともにブラッシュアップです。残りのメンバーも他の大学の提案ではありますが、自分が提案したかのように真剣に考えて良くしてあげます。



疲れるので企業の方に講演をしてもらったりしながら進めていきます。

夕食を食べて、ちょっとリラックスしたあと、翌日のプレゼンに向けみなでさらなるブラッシュアップをしていきます。







アイデア整理の常套手段を使いながら寝る時間を確保するために必死ですが、結構議論に夢中になってしまい、どうしても時間の感覚がなくなります。 このペースでは寝ることができないのではないかと思うぐらいでした。


どのチームも朝4時には終えていたようですね。








F君のアイデアをベースにしてブラッシュアップしたものを はこだて未来大学の学生がプレゼンします。

F君はこの日は司会者ですので自分ではプレゼンできません。









6件のアイデアを学生自らが相互に、技術面、ビジネス面、作りたいか、といった様々な点から評価して、レーダチャートに整理してみせます。 この情報を元にさらに数分間のプレゼンを20分ほどで相談して追加で行いました。






お互いの相談で、投票方法などを決めて、この35人で
開発するアプリを決めます。 今回は人数もいるので複数のアプリを選びます。

選ばれたのはなんでしょうか。 開発を終えた段階でこのブログでは紹介しましょう。 

1日半、みっちりでしたが、9人は他大学の学生と変わらず、しっかり自分の役割を実行していたように思います。また、1日半で、寝てる時間ではたぶん平均で2時間で、大変だったかと思いますが、朝の会議中に居眠りをしなかったのはほめても良いでしょう。アイデアとしては、まだまだ世間に通じるものではないですが、この経験は、就活では通用するものです。最後のアイデアは最初に提案からかなり変わったものが多かったと思います。ただし、このブログのようにプロジェクトのことだけを言ってはだめで、自分が何をしたかを言うことが大切でしょうか。


まだスタートした時点で、これから開発に入りますが、7月1日(水)の iAndroid の会で前期の(まだ中途ですが)報告を行います。 






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