2012年11月17日土曜日

ローマの平日

- 国際会議出張報告(番外編)-

 今回の出張(既に本ブログで報告済)に当たって、行く前にK藤君から事前の調査報告というか、発言がありました。

K藤君:「先生、ピサからローマまでは乗り継ぎなしで行ける列車があり、二人でも90ユーロもかからないようです。」、「金曜日に発つと土曜日着。土曜日に発つと日曜日着で、授業に与える影響はどちらも変わりません。」
こうなると私も様々なことを考えなければなりません。「学生本位主義」の本学の理念を実践する必要がある、という義務感に襲われました。自慢ではないですが、ジローラモという別称?もあり、ローマには数回行ったことがあります。個人的にはむしろ、トスカーナのワイナリーやオリーブオイル工場に行ってみたいものです(ガイドブックには出ていません)。しかし、学生に多くの経験を与えることは、教員の責務でもあります。ということで・・・

 木曜日の学会終了後、直ちにローマに向かい、翌日の早朝から作戦を敢行(観光?)しました。事前にK藤君に「ローマの休日」を見ておくように、という指導?をしたこともあり、彼も事前学習を十分にしていたようです。

ホテルロビー7:40が集合のお約束でした。以下、時系列的に行ってきたところを順番に。

まずは、並ばなければならないバチカン博物館に行きました。これは、ラファエロの「アテネの学堂」という絵の前での写真です。早く行ったおかげで、前に並んでいた人は100人もいなかったと思います。ちなみに、システィーナ礼拝堂以外は撮影OK(フラッシュNG)です。

サン・ピエトロ大聖堂の前で。ここは多くの人が既に並んでいたので、時間がないこともあり、中に入るのは断念しました。


これは、サンタンジェロ城です。ここは、入場料が高いので、中に入るのは断念しました。ローマの休日では、ダンスパーティとその後の乱闘?の舞台となった場所です。ものすごいいい天気になりました。感謝!!!


ナボーナ広場にて。周りにはおしゃれなカフェなどが溢れて、非常に洗練された雰囲気でした。こちらの人は、店の中よりも外の席で食事をすることが多いようです。


パンテオンの前です。鉄筋を用いない石造建築としては世界最大とのことです。このようなものをどうやって、紀元前につくることができたのでしょうか?

これは有名なトレビの泉の前です。コインは投げませんでした。まさしく、溢れる泉でした。アイデアもこのようであれば、嬉しいのですが・・・


こちらも有名なスペイン広場です。ジェラートを食べている人は、誰もいませんでした。単なる階段だろ、と行く前は思っていましたが、実際にその場に行くと、雰囲気が違います。いったい、これはどこから来るものなのか?という思いです。

コロッセオの前で。これも紀元前に建てられたものです。5万人収容です。現在の球場もほぼ同じ収容です。何か共通の理由があるのでしょうか?人口は全然違うはずなのに。


チルコ・マッシモです。古代ローマの競技場跡ということです。昔も今もやることは、そんなに変わらない、ということでしょうか?


やっとここまで来ました。「真実の口」です。彼の手がもげるのでは?と心配しませんでしたが、ちょっとは気味が悪くなります。


ベネツィア宮殿の前です。大理石で出来ているせい?で、白亜の建物で、外見も非常にきれいです。


ベネツィア広場をベネツィア宮殿の前から望んだところです。ローマの休日で、王女と記者がバイクに乗ったのは、この広場かナボーナ広場かのどちらかと記憶しています(今後確認しよう、と思いながら、もう何年にもなります)

 K藤君の不断の努力により、国際会議発表が出来、私も出かけることができました。有難いことです。一部地下鉄を使いましたが、基本的に歩いて回りました。K藤君のスマホのアプリによると27km以上歩いたという結果がでていました。学生と遜色なく歩けたことを嬉しく思うものであります(この年齢なら、まだ当たり前なのでしょうけど)。

K藤君のためのブログ記事のはずでしたが、何だかローマ観光案内、私の備忘メモのようになってしまいました。ご容赦ください。最後にK藤君の感想を付記します。

 

 ローマ観光は充実した忘れることのできない一日になりました。コロッセオやトレヴィの泉、ヴァチカン市国などの有名な観光スポットを歩いて見てきました。「ローマの休日」で見た様々な観光スポットを自分の目で見ることができて感動しました。情緒あふれる街並みは素晴らしかったです。ヴァチカン美術館では教科書で出てくるような絵画や石像などを見てきました。朝から夕方過ぎまで様々な観光スポットを見て歩いたので足はパンパンです。(歩数でいうと約34000歩、距離は約27km)ここでは話せないようなちょっとした出来事もありましたが、また機会があれば訪れたい観光地だと思いました。



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