2012年11月2日金曜日

「学内電力見える化」 ここまでできました


表記に関する取り組みの状況は、これまでもブログのネタになっていました(その1その2)。今日はその後の状況を・・・



♪ある日突然♪


小林君:「先生! ちょっと妙なことになっています。」

何だ? ってゆー感じです。

「学内 電力」でググッてください、と言われてその通りやってみれば・・・

 「KAIT学内電力使用状況」がトップに出ています。名大、阪大という名だたる大学の上に出ています。上のリンク先をたどってくれた方(そのような方はいないと思われますが)は、もうお分かりですね。そーなんです。やっと、「学内電力見える化」のサイトがオープンできました。そのご祝儀という訳ではないと思いますが、検索をかけるとこのような結果になりました。ちょっと、というかなり嬉しいですね(人によって嬉しさの相違はあるでしょうけど)。

ググった結果の画面。確かに、トップに出ています。オマケとして、ブログも2番目になっています。決して、お金を出したわけではないです。
 
http://i.power-monitor.kanagawa-it.ac.jp/

をご確認ください。10分間隔で本学の使用電力の状況がモニタできます。東大をはじめとした多くの有力大学が先ほどの検索結果でも分かるように、「見える化」と「省エネ利用」や「最適化」、「平滑化」などに取り組んでいます。

これがそのモニタ画面。過去24時間の履歴とともに、そのときの気象状況や前日の値との比較結果も表示されます。これは本学全体の使用電力の表示ですが、個々のエリアの電力データも取得、格納しています。


 「ずいぶん時間がかかったではないか!!」とのご指摘は、ご遠慮いただけると幸いです。

研究室で実績のあるRDBMSRelational DataBase Management System)を用いたシステムなら、もっと短時間にできたはずですが、今回は新たな実績作りとその他の理由から(今トレンディーとなっている)クラウドの中にデータ格納システムを実装しています。このため、慣れないこと、知らないことも多くちょっと時間を要しました。気象データの取り込みでもお約束通り、不具合が発生しました。でも、担当した学生は多くの知識と自信を得たはずです。


「有力大学の取り組みの単なる後追いではないか!!」とのご指摘も、ご遠慮いただけると幸いです。

これを起点として、本学の特徴なり特質を考慮した電力利用や我々独自の取り組みを検討していく出発点ができた、ということです。確かに、東大などに比べるとちょっとした取り組みの遅延はありますが、これから我々の特徴を活かした取り組みを考えて行こうと思っています。社会全体が、省エネや最適利用に向けた取り組みをしていくことによって、次のフェーズへと移行していくのだと思います。一部のみが頑張っていても社会全体は変化しないはずです。これからが知恵の出しどころ、というのが実情です。今後も、引き続きデータの解析などを行い、「スマートキャンパス」の実現に向けて検討を継続していく予定です。

 最後に、この「電力見える化システム」は、本学の管財課さんやその他、本学の関連部署の方々の協力を得て構築できたものです。ここに、このブログの場を借りて関係各位に深い謝意を申し上げます。


注:現在は無料サービスを使用していますので、アクセス数の制約があります。制約を超えた場合は、アクセスできませんので、その点はご承知おきください(そんなにアクセスされるとは思わないけど・・・)。

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