2013年7月20日土曜日

KAIT夢コン2013が行われました

以前からお知らせしている通り、KAIT夢コン2013の最終審査会・表彰式が行われました。
詳しくは公式Webサイトに掲載されると思いますが、応募作品全157作品の中から書類審査を通過した22校35作品の高校生の準決勝が行なわれ、準決勝を通過した10作品と中学生からの2作品の応募の計12作品で決勝が行なわれました。特別審査員としてシドニー・オリンピック銅メダリストの田中雅美さんをお迎えしての決勝の後に、表彰式を行ないました。

決勝進出者全員による記念撮影
準決勝は、5会場でパラレルに行なわれましたが、各会場で「熱い」プレゼンテーションが行なわれました。
準決勝の1つの会場の様子
準決勝まで進出した25組に敢闘賞を授与しての記念撮影
高校生の決勝進出は10件ですが、さすがに、皆さんプレゼンテーション・スキルが高いです。この10件に、中学生の応募の2件を加えた12作品で決勝が行われました。

決勝審査会進出者のリスト
決勝戦の後は、別室で審査を行うのですが、この間、NTTサイバーイノベーション総合研究所の浅野陽子さんによる特別講演「人にやさしいデザインの実現に向けて」が行なわれました。
浅野陽子さんの特別講演「人にやさしいデザインの実現に向けて」
決勝審査会の結果は次の通りです。
■学校賞:
  • 滋賀県立国際情報高等学校
  • 神奈川県立厚木西高等学校
  • 田園調布雙葉高等学校
■優秀賞:
  • 関市立関商工高等学校 道案内をしてくる小型の音声装置 三浦杏華
  • 奈良県立奈良朱雀高等学校 iT-CONナビゲーションシステム suzacs 増井宏昌
  • 下田高等学校 携帯式母子健康手帳 鈴木美玖
  • 明治大学付属明治高等学校 道の駅っ隊! 井上楓子
  • 沼津商業高等学校 3Dマッピングでネットショッピングをもっと身近に 室伏なつみ
  • 会津若松ザベリオ学園中学 孤立化を防ぐ高齢者SNS We Love サイダー 大島拓也
■実行委員長賞:
  • 横浜市立横浜商業高校 トイレインフォ トイレの神様 本多由佳
■特別審査委員賞:
  • 横浜市立横浜商業高校 TAXIセンサー HARUKI 太田裕哉
特別審査委員の田中雅美さんと記念撮影
■神奈川県私立中学高等学校協会理事長賞:
  • 一関工業高等専門学校 押しぐるマップ~押し車で繋がる交流の輪~ FS 村山福太
河野理事から表彰状
■神奈川新聞社賞:
  • 早稲田大学高等学院 新しいメディア~世界中のつぶやきを集めて~ 秦和也
河野理事から表彰状を
■神奈川県教育長賞:
  • 金光八尾高等学校 ITを使って「自分」を磨け!! シンデレラ~Beautiful flower~ 山中霞
神奈川県教育委員会の柴田先生から表彰
■学長賞:
  • 会津若松ザベリオ学園中学 依存症を治すシステム 古田もも
学長賞の古田さん。小宮学長と記念撮影
中学生強しという結論(^_^;)でしょうか。というのは冗談として、若い皆さんの発想の柔軟さを持ち続けて欲しいなぁと思いました。皆様、お疲れ様でした。

※おまけ:
司会は、N科の岡本先生でした。軽妙なトークで場をつなぎ、最終審査会・表彰式を順調に進行していました。最後に、高校生と記念撮影をしてご満悦(^_^;)の様子でした。

1 件のコメント:

  1. 印象に残るコンテストになりました。

     中学生の古田ももさんが優勝しましたが、まさに“夢”を語ってくれました。私も感動しました。保護者・引率者席の方から「高校生の作品は、それぞれ素晴らしいが、今の技術の延長上にあるもの、現在の問題点を改良するものであるのに対して、この発表は、延長線上を越えている」という主旨のコメントがありました(私の理解です)。まさに、私も同感でした。確かにいい意味で飛んでいました。もちろん、これでも小生、研究者技術者の端くれとして、どうやってそんなことできるのか?という感じでどうしてもしくみについて考えますが、十分実現可能なアイデアでした。もちろん、技術だけではなく、制度上の解決すべき課題もありますが。それを含めて、まさに将来の夢だと思いました。内容とともに、中学生のレベルをはるかに超えたプレゼンもよかったです。

     審査員からだけの質問、コメントだけではなく、上記のように保護者・引率者席の方から発言をいただけたことは、本学教員として非常に嬉しいものがありました。コンテストは、主催者の工夫、努力は当然ですが、応募者や準決勝・決勝参加者、そしてその保護者の方、ご指導、引率の先生方々全員で作っていくものであることを改めて認識しました。

     特別審査員として参加して下さったシドニーオリンピック銅メダリストでスポーツコメンテーターの田中雅美さんの暖かく、適切なコメント、質問も印象に残りました。そして、終了後には、気さくに参加者と記念撮影に応じてくださったことにも感謝したいと思います。

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