天橋立で行われたDICOMO2011(情報処理学会主催によるマルチメディア、分散、協調とモバイル)での活躍が記事として紹介されています(リンク)。この発表の中で、五百蔵(いおろい)先生が、優秀プレゼンテーション賞を受賞なさっています。この記事を書いている私は、先生の所の大学院1年生のK林です。
受賞は学会の閉会式で発表されるのですが、賞状は後ほど郵送です。送られてきた賞状の写真がこれです。
■研究内容の紹介
ナビゲーションシステムは、車に搭載されているカーナビと、携帯電話で使うことが出来るナビの2種類が主です。カーナビは地図をDVDやハードディスクに搭載している必要があります。 携帯電話方式では、地図は携帯電話の中に入っていませんが、サーバーと通信する必要があります。この賞を受賞したナビゲーション方式は、地図も通信も要らない方式です。必要なのは、各目的地に貼られた2次元バーコードとカメラ付き端末(iPodやカメラ付き携帯)だけです。詳しい説明は、オープンキャンパスで見てください。私が、ソフトウェア工房で、情報工学科の出し物として、デモと共に説明しています。
ちなみに、このナビゲーションシステムは特許の出願もしています(特願2009-281662)。
本屋さん、図書館、スーパー、建物内、遊園地、動物園などの案内に使えます。現在は、情報工学科の研究室の案内や図書館での案内で、実証実験をしています。
■研究の展開
先生は、サーバーレスなので、大人数が同時に使うところで、このシステムは生きてくると仰っています。最も効果的な設置場所は、東京ディズニーランド(東京ディズニーシー)だと言っています。確かに道に迷いますし、人もたくさんいますね。
「手始めに、よこはま動物園ズーラシアを目指すか」とか、「ハウステンボスやユニバーサルスタジオジャパンなど交渉するところは一杯ある」とか、「交渉する前に、敷地内に入らないといけないよね」などと、言っています。研究を進めるために、全国のアミューズメント施設を実地調査しないといけないのは、面白そうです (^_^)。
サーバーレスなので、エコでもあります。これは現在のトレンドにもあってますね。
五百蔵先生談
このたびは、学会から非常に価値の高い賞をいただき、嬉しさとともに日頃、研究や業務をともにしている学科の教職員の方々や研究室の学生にも感謝したいと思っています。これを一つの励みに、今後もますます精進し、研究を展開するとともに学科の知名度向上に微力ながら寄与していきたいと考えています。
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