2014年7月22日火曜日

計算尺のある光景

7月20日は本学オープンキャンパスでした。そのレポートもすでにこのブログにあります。その時は、私は、出張で不在でした。その代わり、ちょっとめずらしいものを旅先で見つけましたのでここに書きます。

恐らく学生の皆さんは、聞いたことも触ったこともないかも知れませんが、技術計算の世界では、「計算尺」が使われていました。マンハッタン計画などでの計算でも実際使われていたとのことですから、米国にその痕跡があってもおかしくありません。
以下の写真は、私の泊まっていたMIT(マサチューセッツ工科大学)付近のホテルのエレベータ入口です。MITの三角旗の斜め上、エレベータドアの上に、巨大な計算尺があるではありませんか。

エレベータドアの上に巨大な計算尺が
拡大図
計算尺は、その後の関数電卓の出現で、すでに40年前には生産中止となったそうです。しかし、私は、持っていました。恐らく50年以上前に生産されたものです。以下の写真は、今、「2 × Pi = 6.28」をやって見たものです。計算尺は、乗算、除算、三角関数、対数、平方根、三乗根などの計算もできます。

私が持っている計算尺で「2 × Pi = 6.28」

特に日本製の計算尺は竹製(上図のものもそうです)で狂いが少ないなど、世界的に高い評価を得ていたようです。時代の流れですね。しかし、新しい時代では、ちゃんとAndroidスマートフォンに「計算尺ソフト Slide Rule」があるじゃないですか!

Androidの計算尺ソフトで「2 × Pi = 6.28」

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