2019年9月16日月曜日

夏季タイ・チュラロンコーン大学海外研修(最終回 - 総括 -)

坂内研の有賀さんからのレポートの最終回です。

さまざな経験をして本ブログで共有してくれてありがとうございました。ここには書ききれなかったこともたくさんあると思います。もし機会があればそれらも含めて、後輩にも伝えてみてください。この研修で学んだこと、体験したことが有賀さんと、鈴木君の今後の財産になれば良いなと思います。

今回の研修をアレンジ・お世話してくださった、チュラロンコーン大学Aran先生をはじめとして、Suda先生、Chawan先生、Chulapong先生、大変ありがとうございました。

最後に、総括になります!

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■ 総括
開始1週間くらいは下痢がひどくて大変でしたが,食べ物もおいしく,学習環境も快適で,とても楽しい日々を過ごすことが出来ました.そして,なんといっても,関わってくださった全ての方々がとても優しく,温かく,なぜこんなに親切にしてくれるのか,なぜこんなに丁寧な対応が出来るのか,不思議になるほどでした.みなさんを見習って,自分も親切な対応が出来るよう,余裕を持って生活していきたいと感じました.私たちはタイ語教えてもらっても,なかなか覚えられなかったのに対して,チュラの学生はすぐに日本語を覚えて,会話の中で使っていて,感心させられました.色んな人と交流を深めるには,国内のことだけでなく,色んな国のことに興味を持って,その文化に触れることも必要と感じました.

チュラロンコーン大学には1学部の外国籍学生のオリエンテーションに30~40人ほど集まるくらい,海外からの学生も多く,研修生の受け入れも盛んです.私達が帰国した後,9月にも日本から研修生が行くようです.今回,KAITからの学生だけでなく,千葉大学の学生や,中国の大学からの学生と一緒に研究をしたり,観光をしたりと交流がもてたことはとても良い経験になりました.特に,中国の学生とはお互い不慣れな英語で意思疎通を図らなければならず,言い合いになったこともありました.そのときに彼女が,「お互い英語力はまだまだ十分ではないから,こうやって話をして,練習する必要があるね」と気にすることないよと伝えてくれたのはとても嬉しかったです.英語は使って慣れていくしかないと改めて感じましたし,そのために,あまりレベル差のない相手と会話が出来たことは私にとって大切な経験になりました.

この研修では,学校の補助を得て旅行しているのではないかと思うほど沢山の場所を見て回りました.さらに,普段とは違うテーマの研究で新しい知識を身に付けたり,チュラや他の大学の学生達との交流を通して英語での会話に慣れたり,他の国の文化を知ったりと,自分の視野を広げるための様々な経験が出来ました.約1ヶ月があっという間に感じられるほど盛りだくさんでした.ここに書いてあるのはその,ほんの一部です.こんなに素晴らしい経験が出来る研修は他にないと思います.

後輩にはぜひ,参加して欲しいと思います.

1 件のコメント:

  1. 充実した研修だったようですね。確かに、東南アジア諸国の方々の対応は、本当に丁寧、親切で、こちらが恐縮してしまいますね。決して、我々だけに対する対応ではないと思います。確かに有賀さんが書いているように、どうしたらこのようになれるのか?と私も思います。気持ちが穏やかでないと、とてもできませんね。“おもてなし”は、日本だけの得意技では決してないと思います。でも、有賀さんの性格の良さや先方への接し方の影響もあったはずです。

    外国からの留学生との英語でのやりとりも大きな意味があったですね。雨降って地固まる、ではないですが、そのような経験を通して、互いの理解や信頼関係が深まっていくものです。特に若いときは。グローバル人材になりましたね。

    “学校の補助を得て旅行しているのではないか”。これでいいのだ!!!と私は思います。先方も自国の歴史、文化や慣習を理解してもらうためには、実際にその現場を見てもらうことが何よりと考えているはずです。

    多くの経験を積み、そして友情が育まれたようです。大きな財産ですね。今後のさらなる活躍を祈念しています。

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