2017年12月11日月曜日

彼女が大将です

 以前、“彼女が主役です”という記事(リンク)を書いたので、ちょっとネーミングを変えました。“彼女が**です”ということで第二弾とも言えます。シリーズ化できるといいですね(私の一方的な論理)。

 いよいよ手話認識の検討も片手のみの動作から両手の動作による手話の検討への踏み込むことになりました。今回は2日間にわたって、15種の動作を9人から、それぞれ30サンプル取得することが最低目標です。

 前日の夜遅くまで(私が帰るときは)、当日も朝早くから(私が来たときには)準備・確認作業をしていました。彼女の責任感がそうさせるのだと思います。そのような姿勢から私も学びます。(最近、同僚教員の某先生から準備不足だな、って指摘を受けました。確かに。学生からも学ぶ姿勢を忘れてはなりません)

手話動作の指導とチェックをしてくださる小林さんの来所は10時前。それまでに最終準備をしています。彼女を除くと当研究室の学生というよりも共同でやっている西村先生のところの協力学生が多いです。まぁ、情けなくもありますが・・・ 

筆談ボードに何か書いているのが、今回の一連の作業とデータ構築のとりまとめというか責任者(大将)である岡安さん。横の小林さんに資料をすでに渡しているようです。

資料を確認中の小林さん。今回は上記データに加えて、○○のデータもあります。10,000個以上、データを取ってきていれば、いろいろ不具合もあるのでしょう、という読者の方々のご推察は正しいです。

いよいよ撮影開始、要するに手話データの取得に入るところです。カラー手袋を装着していると思われます。
前回から二人同時の撮影を行っています。単純に2倍の速度にはなりませんが、それなりの経験とノウハウの取得による成果ともいえます。

手話を行う人は、模範となる手話動画を見て、それを再現するように行います。中央のモニタがそれで、左のモニタが自分の手話の動きです。

小林さんが具体的に動作の指導をしているところのようです。両手の動きであることがここでも明らかですね。

 両手を使った手話もいろいろあるだろう。今回は、どのような基準で手話を選択したのかって? うーん、鋭い質問ですね。そこは企業秘密です、と言いたいところですが、まずは左右の動きが干渉しないようなものを選択しました。もちろん、その先の検討の準備として、そのような手話も3つほど選択し、取得しました。  

 いよいよ両手の動きのある手話の認識の検討に、足を踏み入れました。彼女が中心となって検討を進めていくことになります。卒論も書かなければなりません。今回のような動画データ取得方法も含めた引継ぎも重要です。継続していくことで、他の大学に対する競争力も生まれるちゅーもんです。彼女の努力に期待する一方、彼女への支援も重要ですね。M1小澤君、大丈夫ですよね。それは、指導教員の仕事だろう、という指摘は正しいです。でも、チーム力を最大に発揮したいものです。

 改めて、手話動画データの取得を指導、協力してくださる小林様はじめ、株式会社ケイ・シー・シー(https://www.kcc.co.jp/)の関係の方々に感謝申し上げます。


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