2010年7月26日月曜日

国際学会にて学生が研究成果を発表

2010年3月16日~20日にかけてポルトガルのポルトで開催されたIADISの国際学会にて、本学学生の杉村博さん、浦野圭一郎さん、大里雄一さんが学会発表を行いました。慣れない英語での発表に苦労しながらも,大きな自信を得ることができたようです。
ポルトガルのポルトは、首都リスボンから300キロほど北に位置するリスボンに次いで2番目に大きな街です。空いた時間に観光も楽しんだようです。

杉村さんの発表題目
Hints Driven Knowledge Discovery and Management
(ヒントを与えることによるマネジメント知識の抽出)
大学院情報工学専攻 杉村 博さん

杉村さんは博士後期課程に進み、松本先生の指導のもと、博士号取得を目指しています。今回の国際学会の発表は二回目です。日本語で執筆した論文を国際学会で発表するので、英語に直すことになります。

大学院情報工学専攻 浦野 圭一郎さん
杉村さんは、「発表には、高校ではふれなかった科学英語の知識が必要です。自分の論文に加え、同行した後輩学生の指導も行いながらの発表だったので緊張しました。そのため、無事全員の発表が終わった時にはとてもほっとしました」と語ってくれました。松本研究室最年長の杉村さんは、頼れる先輩であり、後輩を積極的に指導しています。

浦野さんの発表題目
An Adaptive Web Banner Generator with Animated Motions Based on User‘s Personality:
(個人の性格データに応じたWebページにおけるマルチメディア・アート広告生成システムの設計・試作)


この研究は、利用者の性格データに基づいて、利用者の性格に応じた広告を動的に生成するシステムの設計と試作です。例えば、「明るい性格の人には明るい商品と背景画像が動的に合成させていくシステム」です。

大学院情報工学専攻 (写真は学部4年時) 大里 雄一さん
浦野さんは国際学会での発表ははじめてでしたが,「英語のプレゼンテーションの準備や発表にはとても苦労しましたが、空いた時間などには観光などもでき、とても充実した学会になりました。この学会では指導教員である鷹野先生に協力してもらい、とてもお世話になりました。海外で発表するという貴重な体験をさせてもらうことにより確実に自分がレベルアップしたという実感が沸きました」と語ってくれました。

大里さんのポスターセッションの発表題目
SUPPORTING INFORMATION SEEKING: COLLECTIVE INTELLIGENCE APPROACH :
(集合知を利用した情報検索システム)



松本研究室所属の大里さんは、初学者向けの情報探索ツールであるpathfinderの研究を行っています。この発表によって研究発表を行うことの楽しさを感じ、本大学の大学院に進学することを決めました。現在は大学院に進学し、研究を続けております。

大里さんは「英語にとても苦手意識をもっており、いままで敬遠していたけれど、今回の発表を行ったことによって、生きた英語を身をもって体験し、より英語を習得する重要性を痛感しました。自分の力だけでは到底達成できないものでしたが、指導教員の松本先生と先輩の協力によって無事終えることができました。大学ならではの貴重な体験でした。」と語ってくれました。


この記事は,KAIT学生NEWS(7月26日発行)にも掲載されています.

2010年7月18日日曜日

野木先生を囲んで

野木兼六教授が、今年の3月でご退官なされました。それを聞きつけて、卒業生が「野木先生お疲れ様会」を催しました。
このイベントに参加したのは、1999年度に卒業生した高橋友和さんと小川和久さん、2000年度に大学院を修了した新井聡さん、本学教員の五百蔵重典准教授でした。急な集まりでしたので、あまり多くは集まれませんでしたが、今後もまたこのような会を催していきたいという意見で一致していました。

2010年7月3日土曜日

打ち上げなど(ACM大学対抗プログラミングコンテスト)

過去最多タイ15名が参加~ACM大学対抗プログラミングコンテスト~(その2)

今年の大会の特徴は、過去最多の参加者で、今まで参加していない地方国立大学が多く参加していたことです。レベルも高く、3問解き、50位あたりが予選突破のラインになりました。


■今年の活躍

今年の特徴は、本学科で過去最多タイの5チーム15名が参加したこと、1年生が5名参加したこと、および、女性が2名参加したことです。女性2名を含むチーム(142位)は、121位のチームより早い時間で解いたのですが、一度間違えた答えを提出してしまったことによるペナルティで順位が下がってしまいました。これが無ければ、138位の奈良女子大を抜き、女性を2人以上含むチームに与えられる出場枠を獲得できていました。大健闘でした。



追記(2010-10-07)
過去にも15名参加したことがあったようです。記事中の文の「過去最多」を「過去最多タイ」に変更しました。


■打ち上げ&懇親会

このACMの大会に参加したメンバーの多くは、RICOH & Java Developer Challenge 2010に参加しています。そこで、このRICOHの大会にのみ参加している学生も交えて、大会の後、打ち上げ&懇親会を行いました。

ACM大学対抗プログラミングコンテストに参加

過去最多タイ15名が参加
~ACM大学対抗プログラミングコンテスト~


2010年7月2日に、ACM大学対抗プログラミングコンテストが今年も開催されました。この大会は3人一組でチームを組み、1台のPCを使って、与えられた6問から7問の課題を速く解くことを競う大会です。
情報工学科では、2003年からこのコンテストに参加しています。2004年には、インターネット予選を勝ち抜き、アジア大会に出場しています。今年は、全国から過去最多の291チームが参加しました。参加者と結果は以下の通りです。名前の次にある括弧書きの数値は参加回数です。
船水 大樹田中 穏識漆畑 龍典(2)1問121位4年生3人
秋山 征己(2)加藤 千沙岡崎 有彩1問142位女子2人。1年1人
加藤 裕(3)池田 一樹(2)猪狩 知也1問150位4年2人、2年1人
石井 俊英(3)上枝 俊太(2)川井 高浩1問186位4年2人、1年1人
佐藤 充小松 一樹菊池 勇輝0問-1年生チーム



追記1(2010-10-07)
過去にも多数の参加者がいたときがありました。15名は、最多タイでした m(_ _)m。


追記2(2010-10-07)
情報メディア科も毎年参加しています。今年は2チームでした。



(その2へ続く)