大学の研究成果を発表するのは学会だけではないです。専門家だけが集まる学会よりもむしろ、多くの人が集まる展示会への出展がより重要な場合も多いです。研究開発した技術に対する社会の認知度を高めたり、実社会で使ってもらうようにするためには、そのような努力は欠かせません。というわけで、宮崎研究室の成果を大阪で開催中のニーズ・シーズマッチング交流会2022で出展中(本記事のアップのときは出展後と思いますが)です。
何を出展しているかについては、
神奈川工科大学|障害者自立支援機器 ニーズ・シーズマッチング強化事業|公益財団法人テクノエイド協会 (techno-aids.or.jp)
https://www.techno-aids.or.jp/2022koryukai/web/hall/cms/detail/?ex=82
の中に、宮崎先生が作成された動画がありますので、ぜひそれを見て下さい。聴覚に障碍がある人が読話訓練(口の動きを見て話している内容を理解)するためのデジタル技術(アプリ)による学習教材です。
その様子を
多くの方が来ていました。関係ありそうな某企業に紹介する、ということで今後の可能性が広がったようです。明日30日も出展するので、また新たな可能性が期待できます。私も当然期待しています。
私は見学者として、他のブースをいろいろ見て回りました。ブースの数こそCEATECほどではありませんが、各ブースでじっくり話し込むことができました。
障がいを持った子ども、幼児の療育のためのデジタル教材(アプリ)に心を動かされました。残念なことは作っているのは英国の会社で、それを輸入して日本語に直している、とのこと。自分たちの力で作っていきたい、ということでした。確かに障がいを持った方々への社会の対応は欧米諸国の方が進んでいますね(現状では)。我々も何か協力できることがないか?とその時心底そう思いました。
他にも歩行が難しくなった人やリハビリのためのの器具(ゴムを利用)など興味を持ちました。大リーグボール養成ギブスの逆バージョンです。試してみました。本当に歩行が楽になりました。目立たない黒色なので、写真では本当に見えません。ところで、大リーグボール、分かりますか?(ブースの方は分かりました)大谷投手の球もそれに近いですね。
宮崎先生も多くの成果を得たようです。私も普段お話しすることができない方々から多くの刺激を受けた1日でした。新横浜から新大阪まで2時間ちょっと。簡単に日帰りできることが嬉しいような悲しいような。でも、両方の選択ができるので嬉しいことですね。
参考URL
厚生労働省 障碍者自立支援機器 ニーズ・シーズマッチング交流会2022
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26043.html
公益財団法人 テクノエイド協会 ニーズ・シーズマッチング交流会2022
https://www.techno-aids.or.jp/2022koryukai/web/hall/cms/