2006年度より本学に就任された先生方をご紹介します。
田中博教授
情報工学部棟8階にある田中先生の教員室にて
———専門分野についてお聞きしました。
衛星通信・ワイヤレス通信システム、ユビキタスネットワークシステムが専門で、衛星を用いて、移動体(飛行機、新幹線、船舶)でも高速な通信ができるよう、乗り物を「動くビジネス空間」へとするプロジェクトに参加されていたそうです。大学では、それらに関する基本技術やアプリケーションおよびその実証をテーマに考えているとのことです。
また、田中先生は本年度、1年生のC言語(演習)と論理回路(演習)、2年生のJAVA言語、3年生の組み込みシステムを担当されています。
———本学に来られた志望動機についてお聞きしました。
一般に会社では管理職の立場になると、実際に自分の手足を動かして仕事をする機会が減り、若い社員の指導やプロジェクトの管理、契約の仕事が主体となってきます。先生はそれだけでは物足りないと感じられ、学生を通して間接的にはなるものの今後の技術革新に寄与したいと思われたそうです。また、学生に刺激やきっかけを与え、将来を担う若い世代を育てたいと思われ、本学に就任されました。
———先生の経歴についてお聞きしました。
北海道の出身で大学院を修了後、NTTに入社され、衛星通信システムに関する研究開発に20年以上携わってきました。学生時代の様子をお聞きすると、講義の空き時間には仲間とソフトボールを楽しんだり、学科対抗の運動会に備えてキャンパスの中を走っていたそうです。
北海道についてお聞きしたところ、北海道ならではの光景があるとお話くださいました。タイミングが合えば、晩秋の紅葉した木々(ポプラ並木、銀杏並木)とそこに新雪が積もる雪景色を一緒に見ることができるそうです。北海道ならではのお話が聞けて、その光景を見てみたいと思いました。
———本学・学生の印象についてお聞きしました。
環境がとてもすばらしく、施設が充実している印象を持たれたそうです。春には、テニスコート沿いにある桜並木が満開で、とても綺麗だったとお話くださいました。
学生についての印象では、礼儀正しく、家庭でしっかりしたしつけを受けてきた学生ばかりとおっしゃっていました。社会に出るとコミュニケーション能力が問われますが、田中先生はそういうところをチェックされていました。
———最後に先生の趣味についてお聞きしました。
特に人に言えるようなご趣味はないとのことでしたが、先生のお住まいのある横須賀は、海や山がありとても景色がいい場所も多く、時間がある日曜日などは、10キロほどの道のりをゆっくりとジョギングをしながら、景色を楽しんでいるそうです。また、心に余裕があるときには、吉村昭の歴史小説や内館牧子のエッセイを読まれているそうです。
田中先生、ありがとうございました。
執筆 情報工学科 3年 谷口 望美
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