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今回は予選を突破した2チームにインタビューをしましたので,各チームで開発中のアプリケーションの内容などを含めて詳しくご紹介します.
◆ チーム めろんぱん (情報工学科3年 加藤裕さん×秋山征己さん)
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チームめろんぱんが提案するのは「お昼ごはん提案システム」です.
利用者が1週間分のお昼ごはんのメニューをマークシートに入力して複写機に読み込ませると,摂取カロリーに応じて近隣のレストランからお勧めのメニューを提示してくれるシステムです.
複写機はネットワークにつながっており,読み取られたデータはレポート変換サーバに渡され,そこでお勧めレポートが作成されます.レポートには,1週間の平均摂取カロリーとその結果に応じたお勧めのレストランとメニューのリスト,さらにはレストランの場所を示す地図等の情報が含まれています.作成されたレポートのデータは複写機に送り返され,そこで「お勧めレポート」として紙に印刷されます.
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◆ チーム すまいる (情報工学科3年 松浦元さん×鈴木達也さん×池田一樹さん)
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チームすまいるが提案するのは「情報くん」というシステムです.複合機でコミュニケーションツールを作ろうというコンセプトで考案されたシステムだそうです.「情報くん」は3つのサブシステムから構成されます.「会話くん」,「新聞くん」,「タイヤくん」です.
「会話くん」はWeb上のコミュニケーションツールとして定番となっている掲示板システムを複合機と連動したシステムで,掲示板に投稿されたメッセージを複合機で扱えるデータに変換し,印刷することができます.「新聞くん」は利用者の好きなジャンルのニュースをWeb上から集めてくるとともに,これらの情報をまとめて複合機で印刷することができます.
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インタビューしたのは学園祭の1日目.彼らはソフトウェア工房をオープンして,来場者にシステムの説明をしてくれていました.忙しいさなかでしたが,合間を縫って快くインタビューに応じてくれました.
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今回のコンテストに応募したきっかけは,指導教員の五百蔵先生の勧めによるものだったと言います.メンバーはかつてACM/ICPC(ACM国際大学対抗プログラミングコンテスト)にも参加した経験を持っていて,チームワークは抜群です.本格的にソフトウェア工房を使い始めたのは9月からですが,今では講義の合間などに時間があると皆が自然と工房に集まってくるようになりました.佳境に入ると泊まり込みで作業することもしばしばなのだそうです.
インタビューの際,自主的に楽しくソフトウェア開発に取り組んでいる彼らの姿を見て,とても頼もしく感じました.
五百蔵先生談:
「今回,彼らの指導をしていて,学生の自由な発想に驚かされました.今回の勝因は,学生の意見をできるだけ尊重し,良いところを伸ばしたところにあると思います.この調子で,最終選考でも好成績を収め,社会に出ても活躍して欲しいと願っています.」
本選における両チームの健闘を心から願っています.
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