卒業式での撮影スポットといえば、立て看板と一緒にというのも定番ですが、2020年度の卒業式では、「新兵器」が中央緑地公園に投入されていました。1枚目の写真だとサイズ感が分からないかもしれませんが、2枚目の写真を御覧ください。その巨大さが分かると思います。
卒業証書・学位記の看板 |
撮影の様子 |
なかなかの人気ぶりでした。
大人気の撮影スポットへと |
従来タイプの立て看板も |
毎年さくらの記事を書いていたと記憶しています。毎年やっていることは継続しておくべきだな、・・・という声が聞こえます。
左上の検索窓に“さくら”と入力すると、それなりの数のさくらに関する記事が出てきます(リンク)。本来のさくらとは関係のない、“日本・アジア青少年サイエンス交流事業(さくらサイエンスプラン)”に関する記事も出てきますが、それはご愛敬ということで。
撮影した写真をそのままアップします。
本学に着任したときに驚いたのは、学内のさくらの見事さでした(以前の職場もさくらが見事で、週末に住民の方々に開放していたときもあったそうです)。1年生のプレイスメントの試験監督をやりながら、実際は窓から見えるさくらに感嘆していました。
以前に比べて、色が薄くなった?樹勢が弱くなった?ような気もします。確かに、さくら(ヨメイヨシノ)の寿命はそんなに長くはない、と何かで読んだような気もします。その日の天候やピークの前後でも大きく異なることも原因でしょうか。
目で見る、脳で見る、心で見る、いろいろな考え方があるようです。科学的には脳で見る、というのが正しいのでしょうか? でも、同じものを同じ人が見ても、そのときそのときで印象は変わるような気がします。そういう意味では、心で見る、というのもある意味、正しいのかも知れません。薄く見える、弱く見える、というのが、私の現状の心の風景でなければいいのですが・・・(笑っている場合ではないですね)。
私が若いころ?は、入学式の時期とさくらがほぼ一致していたような気もしますが、今は、入学式の圧倒的に前ですね。温暖化が影響しているのでしょうか?勝手に何言ってるんだ!!という叱責が聞こえます。そうなんです。私は北国の出身なので、さくらの開花はゴールデンウィークごろです。入学式というよりも五月病のころでしょうか?
まとまりのない投稿になってしまいました。ことしのさくらの写真を出す、というのが、本投稿の目的であり、それは何とかクリアしたということで。数年後、毎年のさくらの記事を年代順に並べることを目標として、まずは、その一歩です。
あさってから新年度ですね。また、新たな気持ちで・・・
3月31日追記
今日が満開だったのかも・・・。知人から本日朝、異動先への移動の連絡がラインでありました。その返信で、さくらの写真を添えて、と考え、タイミング的には遅いかも・・・と思いつつ、向かいました。なんと、満開のさくらでした。見事なさくらと思いました。知人の新たな門出に相応しいと感じます。日本人の心が伝わった、と思いたいです。
3月20日に卒業式を挙行しました。卒業生の方は、おめでとうございます。時節柄「密」を避けるため、3部に分けて、さらに学科毎に分散して行いました。例年ですと、KAITスタジアムで全学の卒業生が集まって行っていたので、2020年度はコンパクトに実施しました。
情報工学科の学位授与式(卒業式) |
まず、表彰と代表者への卒業証書・学位記授与があり、学長の祝辞としてメッセージを映像で流し、学科長からの挨拶の後に、指導教員から卒業証書などを配布して終了と短時間での式典でした。来賓挨拶とかなかったのも時間短縮に寄与していました。学長メッセージは、大学のWebサイトでも視聴できます。表彰は、成績優秀者賞、学部長賞、学科長賞とあります。
松本学部長からの成績優秀者賞の授与 |
納富学科長から代表への卒業証書・学位記授与 |
小宮学長の動画による祝辞メッセージ |
納富学科長挨拶 |
情報工学科では、指導教員から学位記などと記念品を配布しました。何はともあれ、卒業おめでとうございました。
研究室毎の配布 |
表彰の記念品と |
学位記以外の書類も配布 |
12階展望レストランカフェテリアのスタッフから |
学生たちのプレゼント最高ですね。死神は!!!このお酒をくれた学生さんの就職先の方からは、以下のようなお言葉をいただきました。
これが、先生業の醍醐味でしょうね。
しゃれた名前のお酒ですね。(^^♪このお二人のお言葉にあるように、対外的に見ても学生さんと教員の良い関係が築けているのだと思います。学生の皆さんに感謝するとともに、活躍を祈念しております。
このタイミングでは贈り難いですが、、、、
そこを超えられる関係性を築けていたと考えると、少し羨ましいですね。
理系(工業)の大学で、世界的に有名なMIT(マサチューセッツ工科大学)という大学があります。このMITの計算機科学・人工知能研究所が主催するスマホアプリ開発コンテストにおいて、山本富士男名誉教授(元情報学部情報工学科 教授)が月間賞を受賞しました。
正確には、「2021 March's MIT App Inventor of the Month」(Adult Inventor部門)になります。作成したアプリケーションの名前は、「Enjoy Finding out Hamiltonian Cycles」です。
コンピュータの世界は、大規模な実験装置などが要らないため、大学定年後も精力的に活躍なさっている大先生がおられます。山本富士男名誉教授もそのお一人です。
以下は、頂いた講評になります。
Fujio Yamamoto is an emeritus professor from Japan who made this complex app that solves the Hamiltonian cycle problem for a given graph. It's complex yet comprehensive, and if you've ever wanted to learn about Hamiltonian cycles, this is a great place to start!
このアプリは、交通路設定やゲノム配列復元等に出現する「ハミルトン閉路探索」と呼ばれる問題に、スマホ向けのプログラミングを通して親しむことを目的としています。この問題に対する素朴な解法の実装例をGUI(グラフィカルユーザインタフェース)と共に提供しています。学習者が、自分のニーズに合わせてこのアプリを修正・拡張できるように、プログラムのソースコードも公開されています。以下をご覧ください。
以下のURLもご覧ください。
情報工学専攻M2の小川です.
3/2(水)にZoom上にて,NCSP 2021(マレーシアのペナンで開催予定でした)で発表してきましたので報告をいたします.査読付きかつ海外発表をしたのは初めてのことでした.
初めに学会発表と聴講に対する感想です.口頭発表はPowerPointのノートに記述した原稿を読みながらの発表ですが,我ながら練習を重ねた甲斐もあってか、滑らかに話せたのかと思います。(カンニング様様です)
しかし,カメラへの目線が足りなかったと思っています。また,質疑応答も聞き取れたにも関わらず、うまく文章として答えよう考えてしまい、言葉が詰まってしまったことは反省すべきことだと思います。要因としては、英語力の無さと勉強不足です。○○先生からは前々から英語は勉強しておけと耳にタコが出来るほど言われていたにもかかわらず、逃げてきたツケが回ってきたと言わざるを得ないです。(他のブログ記事を読んでみると皆さんが答えられているのを見て虚しくなります)
「英語は必要になるときが突然来る。必要になった瞬間に対応できるようにしておけ」とは、このことだなと痛感しました。正直、今回の海外発表を通じて、自分に対して嫌になるほど英語力や実力不足を痛感させられました。
ただ、単語を並べる程度ではありますが質問に答えることが出来、重ねて質問もいただき質問者の方にも理解していただけたみたいで、まぁまぁ発表内容や質問に対する答えが伝わっていたのだろうと思います。そう考えれば、良かったのかもしれません。
他の発表の聴講については,分野がバラバラなのもあり、研究室としてやっている他研究の関連している内容はほのかに理解できたのですが,分野が離れると知らない単語ばかりで理解できない部分が多くありました.
論文タイトル「Investigation of road surface condition sharing system based on human sensation using RTK-GPS and acceleration sensor」
初めて、海外の学会に参加して,英文を見て理解するよりも,聴いて理解することのほうが何倍も難しいと感じました.書いてある単語や文法が分からなかったら、Google翻訳に通したり、調べてしまえば意味を理解する事が出来るのに対して、listeningやspeakingは個人の単語力や英語力に依存している分、実力の差が顕著に見えてくるなと感じました。英語を勉強する上でreadingだけではなく,listening力も付けていくべきだと思いました。特に海外の学会に参加する際にはとても重要になるのではないかと思います. また、発音に関しても一つ違えば意味が変わってきてしまうため、その点に関しても重要視するべきだと思います。
反省はここまでにして、最後に“行くはず”で“観光する”はずだった場所を写真と共に紹介します.
今回、開催予定だったマレーシアのペナンですが、日本が大好きな自分ですので世界に目を向けたことがありませんでした。勝手な先入観で東南アジアとなると、竪穴式住居や昆虫食が盛んな場所だろうと期待をしていたのですが、いざ調べてみると以外にも発展した場所が多いことを知り、無知とは恐ろしいものだと痛感しました。
まずはホテル近くの海です
学会側が用意(?)してくださった学会の開催場所を疑似体験できるアプリケーションで海に入っている写真です。きれいな海だなというのが第一の感想です。自宅近くにあるヘドロやゴミの浮いている太平洋の海とは比べ物にならない美しさだと思います。コロナのせいで入ることは叶いませんでしたが。
それにしても、勇者を操作してスライムを倒す某ゲームに似ている気がします。このアプリケーションに出現するのは、学会参加者だけなので戦闘要素は皆無ですが。
ペナンの海
次に、泊まる予定だったホテルのエントランスでしょうか。きれいな場所だと思います。子供の頃に旅行し泊まったグアム島のホテルも似たような外観をしていたような気がします。右側に並んでいる絵らしきものに、実際は何が描かれていたのでしょうか。気になるところではありますが、確認する方法はもうありません。
学会会場のエントランス(?)
次はMeeting Roomと書いてある場所に入ってみました。並べてあるのは椅子だと思うのですが、どことなく墓標にも見えて教会のようにも感じました。学会発表に失敗した人たちが眠っているのかもしれませんね。冗談ですが。
Meeting Room
知り合いもいないので優雅にこのアプリケーション内を闊歩していたところ、動画を見られる場所があったので視聴することとしました。ペナン・ジョージタウンのランドマーク、コムタ(Komtar)の最上階にレインボー・スカイウォーク(The Rainbow Skywalk)という展望施設だそうです。高いところが苦手な自分からすれば命がいくつあっても足りないのではないかと思えます。余談ですが渋谷にも似たような施設があった気がします。どこの国も高い場所が好きな人がいるということですね。
rainbow skywalk
最後に,今回の学会発表では,人生初めての東南アジアに行くことも叶わず、どこか新鮮な風景や歴史に触れることも叶いませんでした。本当に残念です。憤りすら感じています。と言っても、現地に行けずとも色々な気付きや反省を得られました。そして,今回の記事で書いたことを忘れずに次につなげていきます.これで,NCSP21の発表報告を終わります.
担当教員追記
修士論文の提出、発表が終わってから、さらに続けて本学会での発表、お疲れ様でした。いろいろ大変でしたね。でも大きな経験になったことは確かですね。やりっぱなしにしない、ということは極めて大切だし、今回の努力は決して無駄にはならない(はず)です。観光?には行けませんでしたが(私も同じく残念???!!!)。