2008年9月23日火曜日

第2回 辻 准教授


ポアソン画像合成法を用いた画像の自動合成に関する研究




ポアソン画像合成法(Poisson Image Editing)とは

Poisson画像合成は,素材となる画像から切り抜いたオブジェクトを別の画像に貼り付けて新たな画像を自動生成する画期的な合成手法です.たとえば以下の図にあるように,ある人物の顔画像から切り取った口のパーツを別の顔画像に貼り付けても,画像の色合いが微妙に違っていて,自然な合成画像はできません.しかしながら,ポアソン画像合成法を用いることで,これを自然になじませることができます.このように貼り付けたパーツの境界線が見えないように合成することをシームレス(seamless)な合成と呼びます.ポアソン画像合成による合成結果は非常に自然で,図のような顔の合成では,こんな顔の人がいてもおかしくないなというほどリアルな画像が得られることもしばしばです.


原理について少しだけ..
ポアソン方程式を解くことにより,自然な画像合成が実現できます.


数式は以下のようになります:




ポアソン画像合成の問題点

こんな問題点があります.



Snakesを応用してオブジェクト周辺の平坦領域を探索

xxx


おわりに

本報告はIMPS2006で発表したポスターを元に作成したものです.詳細は,信学論に応募中のレター原稿を参照してください. → 信学論D-II レター(応募中)

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