2019年9月2日月曜日

国際学会(Pacific Rim2019)で発表しました - 後編 -


鷹野研究室 修士1年の柴本です.20190821日~0823日に,カナダのヴィクトリアで開催されたPacific Rim 2019に参加してきました.

発表論文「A Recommendation System of Sightseeing Places based on User's
Behavior of Taking and Editing Photos


海外の発表は初めてで緊張しました.元々,英語のスピーキングが得意ではなく,中高生時代は「自分は将来,絶対に海外に行く機会なんてない」という自信しかなかったのもあり,発音練習はないがしろにしていました.その付けが回ってきたのか,一応,発表前に練習はしたのですが,緊張からか本番ではあまり上手く発表できませんでした.心配だった質疑応答でも,話していた英文が滅茶苦茶だったと指導教官に後に指摘され(指導教員注:「質問への回答で伝えようとしている内容はOKだったし、聴講者も何を言いたいかを理解していたので、良かったです。でも英語はちょっとあれだったかもしれない。」、みたいな感じでの振り返りですので、自信を持ちましょう。),改めて自身の英語力不足を痛感しました.

前編の記事で,質疑応答を全て1人でこなしていてさすがだとお褒めの言葉を綴ってもらいましたが,そういう風に見えたのには,理由があります.それは,大学が行っているバタムとタイの海外研修に参加する機会を設けて頂いたからです.そこで,海外の方と英語でコミュニケーションする機会に恵まれたことで,得意ではないのにも関わらず,それとなく質疑応答をこなせている風に見えたのだと思います.
しかし,緊張という場面においては,やはり日頃の積み重ねが大切になってくるようです.冷静になれる今,振り返ると質疑応答の返答ももっと研究の特徴を伝えることができるような答え方があったかもしれないと思うと,少し悔しさが残ります.発表を通して,より研究に励もうと思ったのはもちろん,英語も勉強しようと感じました.

ところで,ヴィクトリアという場所は自然豊かなところということで,社会見学として,The Butchart GardensJames Bayという場所へ行ってきました.The Butchart Gardensは,Butchart氏の経営するセメント会社の広大な石灰岩採掘場跡の無残な姿に心を痛めた夫人が、花や樹木を植えたのがはじまりだそうです.庭園は,色々な方が心を込めて,手入れをしている姿も見られ,色々な草木が咲き乱れていました.日本ではあまり見かけない植物も見られ,とても美しかったです.


James Bay訪れた日は,少し風が強く,波が立っており,海辺をたくさんの鳥たちが鳴きながら飛んでいました.景色自体は見慣れた海の風景ですが,その光景に自然の雄大さを実感しました.


また,毎朝の朝食の時間では,宿泊している他の方々と1つのダイニングを囲み,談笑しながら食事をしていました.私の発表日当日に,そのことを知った他の宿泊者が「頑張ってね」と応援してくれたり,その翌日に「昨日の発表,どうだった?」と話しかけてくれたりしました.自然の雄大さと人の優しさにも触れられた日々でした.

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