子どものとき、“だいこんの花”というドラマを見ていました。その中で板前さんの、「仕込みが何よりも大切」、っていう主旨のセリフがありましたが、教員にとっても仕込みというか授業準備はもっとも重要な仕事の一つです。
これが仕込み中の実験授業で使用する学習用基板です。同僚のC教授と相談し、「ないものは作るしかない」ということで(似て非なるものはありますが)、作りました(制作のための予算獲得はC教授がやってくれました。感謝)。「KAIT IoT/AI Training Board」と勝手にネーミングしました。組み込み系の技術からIoT、AIへと発展、学習していくためのものです。プログラム学習の“Hello World”に相当する初歩のLEDから、各種センサ、AD変換器、その他もろもろを実装しています。
これをRaspberry Pi Zeroに接続したのがこの写真。このワンボードコンピュータへのプログラミングの実験授業の準備です。もう出来ているんじゃないか?って。そうでもないです。ソフトウェアと一体となって初めて基板は動作するので、いまはそのソフトウェアの準備、確認中です。ワンボードコンピュータと言っても大したものです。センサデータを取り込んで、****がポイントですね。ネット接続も容易なので、****。あとは、何が価値があるかってとこです(卒論ではなく授業なので、基本、考え方や技術を学習します)。
Raspberry Pi ZeroとPCを接続したところ。学生は各自自分のノートPCを持っているので、いつでも学習ができます(余計なお世話(^_^))。パソコンのプログラムを開発するのではなく、Raspberry Piへのプログラムを開発します。ディスプレイとキーボードがないと開発できないので、ノートPCのそれを使います。
ソフトは後からでも変更できますが、ハード(本ボード)はできません。後悔しているところはないかって? 後悔はこれからだと思います。出来立ては、とかく自己満足するものです。鋭い読者の方からは、AIが見えないな、というご指摘がきそうです。確かに。画像、音声データをベースとしたAIへの展開は次のフェーズへの宿題ってとこです。本ボードを用いた実験を通して、サンプルプログラムの改良や新規作成も必要です。
単なる作業報告のような記事になってしまいました。いつも学生をネタにしているので、レパートリの狭さは否めません。早々に学生の活躍?の記事を書きたいものです。
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