情報学部 情報工学科4年の村上です.
9/16(水)にZoom上にて,2020年電子情報通信学会通信ソサイエティ大会に参加してきました.
今回初めての学会発表でしたが、新型コロナウィルスの影響でzoomでの発表となりました。やはり、初めての学会発表でしたので緊張する部分もありましたが、準備の甲斐もあって特にアクシデントなく発表を終えることができました。
発表論文タイトル「室内音源識別のための前処理としての雑音除去性能の比較実験」
今回発表した研究は、卒業生の先輩から引継いだものがベースになっているため、過去の研究資料が非常に役に立ちました。もちろん自分が0から作成した部分もありますが、研究室の中で受け継がれているものを体感することができ、研究がどのように行われていくかを簡単にですが経験できました。
こちらが発表の様子になります。発表ということでYシャツを着ていますが、発表の際にはカメラをつけませんでした。zoomでの学会発表はまだセオリーが決まっていないので、発表の形式やルールは学会ごとだけでなくセッションのzoomミーティングの部屋ごとにも異なるようです。発表は盛況でありがたいことに質問も時間いっぱいにいただき、中には今後の研究に参考になるようなものもありました。
本セッションの他の発表は関連技術の異なる発表が多く、聴講して理解するのが難しい部分もありましたが、やはり、技術や理論的な部分の分厚さが自分の発表とは比べものにならないと感じました。私も今後はもっと厚みのある発表を行ってきたいと思います。
補注
質疑応答も十分に応えていましたね。質問をされた某大学の先生が村上君の発言を大きく頷きながら聞いていたのが印象的でした。そのやりとりを見ていて、雑音が雑音ではなく、有用な情報となるときもあることを改めて気づかされました。除去ではなく、強調という考え方ですね。学会発表はスケジュールマネージメント、プレゼンのよい経験になるとともに、関係する研究者、技術者が集まって議論や情報交換をする機会です。今後も検討を深めて、より深い情報発信ができるようになることを期待しています。