「i-Androidの会」第三回が6月15日5限に行われました(アップが遅くなりました。いろいろあるのです。今日の会議では、“大丈夫ですか?”というようなことを言われました(確かによう分からんという表情をしていたと思います。ヤバイです!!!))。
27名の熱心な参加者(学生19名+教員8名)による、興味深いプレゼンテーションと活発な質疑応答でたいへん充実した90分間でした。一般的な授業の講義よりも恐らく活気に満ちた好ましいセミナーでありました。プレゼンテーションの概要は次のとおりです。(タイトルは正確ではありませんが。)
鷹野孝典先生:無線LANを使って屋内ナビゲーションを行う構想。拡張現実と連携させて、例えばオープンキャンパスで携帯端末を来場者に貸し出して研究室案内などに利用する。
屋内MAP用のサーバも立てるとのこと。これは(も)、利用したい!!!
篠原正幸君(M2)(また彼か、という読者のみなさん、ご容赦を):Android端末によるBluetooth接続。Androidとセンサーデバイス間、また、Android同志でのBluetooth接続デモの説明。UUID、SPPの利用上の注意点を含め、色々な場面でのBluetooth活用のための基本情報が示された。
できたものは皆で利用していけばよい。その上に乗っかって、皆で新しいことをやるのだ!!!
弘田聖君(M1):卒研でやった指文字認識の状況と今後の進め方。肌色抽出、正解指文字画像とのパタンマッチングに基づく手法。当面、指文字の訓練、学習用をめざす。さらに別の認識方法も検討、実験して、めどがついたあとにAndroidアプリケーションへ向かう。
その進め方でいいです。Androidは手段であって、目的ではありません。
加藤正樹君(M1)と庄司貴哉君(学部4年)(写真は加藤君):指パターンの画像処理の取り組み。独自の指パターンを設定し、多様な動作を指示できるリモコンなどに使う。カラー手袋の指パターンを撮影した画像から特徴量を抽出して認識を行う。
私も画像は分かりません。他の先生のアドバイスを受けながら、進めていきましょう。
宮崎剛先生:第17回画像センシングシンポジウム参加の報告。特に「スマートフォンでCVを」というモバイル画像処理のAndroid編の概要が示された。Androidの基本設定を含めて、カメラ利用の設定、リアルタイム画像処理アプリのサンプル、高速処理のためのNDK(ネイティブコード)利用など、すぐにも役にたつ情報が示された。
さっそく、情報提供いただいた書籍を購入させていただきました。
山本富士男会長:85分くらい過ぎた最後の方で登場。締めくくりとして次のことが行われました。Android携帯から直接出力できるプロジェクタを買いましたとのアナウンス。上記の宮崎先生のデモでも使われました。また、「本日のお薦め書籍」ということで、5冊ほど簡単な紹介がありました。そして、最後にお待ちかねの「特製オリジナル携帯クリーナ」が全員に配布されました。密度の濃かったこの90分でしたが、携帯クリーナを受け取った学生の表情が緩み和やかな雰囲気で閉会となりました。
さすがは、会長。いつ、どこでやっているのかわからないうちに、やることをやっていらっしゃいます。これには、私もいつも脱帽しています(私は学生とのおしゃべりが多すぎます)。
半年後のこの会の状況が今から楽しみです(期待半分、不安半分が正直なところかな)。しかし、この調子で皆がやっていけば、必ず何かが生まれるはずです、いや、生まねばならない(後者の考えは筆者の悪い思考パターン)。次回は、***君の発表だな。