2018年2月19日月曜日

確かに、はまりました

 なんのこっちゃ、ということなのですが、KAITアリーナのトレーニングルームへの設置のためには、安全性に十分配慮する必要があります。その準備は、先日の記事としてアップさせていただきました(リンク)。フライホイールをカバーする保護カバーが到着しました。要するに、その保護カバーがフライホイールをカバーできるのかってゆー心配です。正しい図面でお願いしたつもりでも、その図面そのものが間違っていた、ってゆーことはよくあることです。ソフトウェアと異なり、簡単に修正はできず、最悪作り直してゆーことになります。
 担当の大賀君は、確かにビビっていました。



カバーは確かに、発電バイクの各パーツと干渉なく、はまりました。半透明なのは傷を防止するための保護シートです。前試作の発電バイクではアクリル製でしたが(リンク)、今回は岩崎樹脂加工さん(リンク)のアドバイスにしたがってポリカーボネート製にしました。より、強度が高まります。

ちなみに、岩崎樹脂加工さんのご子息は本学の卒業生です。学会からの受賞歴もある(リンク)、成績優秀な学生でした。穏やかで気さくな性格で、仲間も多かったです。皆で楽しく“クリぼっち”の集いをやっていたのはいい思い出です。(リンク)。彼の発言、「・・・、僕は土に還ります」は、名言です。

 
大賀君の手書き図面をCAD図面?にした門倉君と岡安さんが、保護シートを剥いているところです。

強度は問題ない、弱いところは接着面ということで、見積もりのときにはなかった補強材を入れてくださいました(うまく撮影できませんでした、残念)。有難いです。

保護カバーの最終形態です。無事、設定できてよかったです。新たなモノやシステムが起点となり、それを用いた定常的な取り組みが定着し、そしてそれが組織としてのブランド力やカルチャーにつながるのだと思います。人力発電による小電力が使える場所は確かに点在しているし、それを蓄電することで大きな電力量にもなります。将来のことは分からないので、よいと思う方向へ歩くだけです。
  
 さて、来週はいよいよKAITアリーナのトレーニングルームへ設置します。これで全てが揃ったことになります、って言いたいところですが、運用マニュアルが残っています。そうなんです。ユーザが快適に使って、初めてシステムは価値が出るものです。大賀君は、卒論提出後も頑張ってやっています。彼の姿勢は立派です。卒論提出前に片付かなかったの?という疑問や、あんたの研究室がブラックなんじゃない?という声が聞こえるところです。

0 件のコメント:

コメントを投稿