2016年10月2日日曜日

CEATEC出展準備の番外編 -学生の実家のお世話になりました-

 近々に開催されるCEATEC2016に向けて、準備もたけなわです(まー、そーゆーモードですね)。展示のためには、それなりに気を使わなければなりません。装置の外観が美しくなかったりしたら駄目ですね。また、見学してくれた方に怪我をさせてしまうような箇所がないことも重要です。


 最近、このブログで学生の実家の方が、樹脂加工の会社を経営していることを知りました(リンク)。岩崎樹脂加工さん(リンク)です。岩崎君は、隣の研究室の大学院2年の学生で、当研究室の学生と懇意にしてくれています(要するに、晩御飯をよく一緒に研究室で食べています)。技術全般に詳しく、また、器用に回路を作ったり、機器の修理もやってくれるので、当研究室のメンバーは彼に大変お世話になっています(単なる枕言葉ではなく、本当です)。


 この情報は看過できません。さっそく、あるものを作ってもらいました。

これがそれです。傷一つない透明な箱のようですね。アクリル樹脂で製作された保護カバーです。保護するなら透明である必要はないんじゃないの?との質問はGoodです!!
                            

 


これが保護している様子です。保護するという意味は、人との接触を防ぐ、と言う意味です。透明である理由が何となくご理解いただけたと思います。中の白いものは発電機で、向こうの円板はフライホイールです。要するに自転車のペダルを漕ぐことによって、発電機のシャフトがフライホイールと一緒に回転し、その回転で電力を発生させます。その回転の様子を見たいがための透明のアクリルケースです。当然ながら、興味本位でフライホールを触ろうとすることを防ぐことが一番の目的です。エビちゃんやお前が一番危ない、って言われても言い返せません。
 
ところで、何か赤白青のケーブルが飛び出ているけど・・・?と感じた読者の方は鋭いです。いろいろな事情があります。展示や実利用に供することは、簡単なことではありません。
 

 

CEATEC会場への輸送準備中につき、発電バイクの写真は撮れません。納入前の立ち合いに行った時の写真を転用します。

 

岩崎君は彼です。本ブログにも頻出します。また、記事も書いてくれる好青年です。周囲は、彼が今実験系を組んでいるシステムです。全て彼が手作りでソフトウェアから回路などのハードウェアもやっています。立派です。「先生の実験授業でマイコンへのプログラミングを習ったので、その知識をベースにやっています。」などと泣かせることを言ってくれます。会社でも偉くなりそうです(^_^)。


学生の保護者の方と何らかのつながりを持ちたい、という思いがつながった一例です。岩崎君が間に入っていろいろ確認してくれたので、エビちゃんも私も楽でした。本件のような事例を今後も積み重ねていきたいものです。

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