2016年6月30日木曜日

時計の修理

地震が原因で研究室の時計が落下して、時計の保護ガラスが割れました。針が剥き出しなので、このまま使いたくありません。時計を買い換えるのも選択肢としてありますが、保護ガラスが割れただけで、未だ電波を受信して正確に時を刻んでいます。これを捨てるのは勿体無いです。
保護ガラスが割れた時計
(画像はイメージです)

最初は、KAIT工房のレーザ加工機で保護板を作ろうと思いました。しかし、保護板の大きさがレーザ加工機の最大作業範囲を超えるため、自力で保護板を作るのは難しいことが分かりました。そのため今回は、岩崎樹脂加工さんに保護板の製作を、お願いすることにしました。

岩崎樹脂加工さんは、実は私の実家です。今回は“息子対応”ということで、翌々日には保護板が到着しました。ありがとうございます。保護板には、傷が付かないように保護膜が張り付いています。
届いた保護板

保護膜を剥がしました。素材は、アクリルです。写真に写らないくらい透明度が高いです。アクリルは、その「透明度の高さ」や「頑丈さ」から水族館の水槽や戦闘機の風防(Canopy)などに使われています。このことから、有機ガラスとも呼ばれています。
アクリルで作られた保護板

時計を分解して、新しい保護板を適用します。保護板は、ぴったり収まりました。新品同様です。保護板が、ガラスよりも、割れにくいアクリルに変わったので、むしろ新品より頑丈です。
新しい保護板を適用する(1)
新しい保護板を適用する(2)

生まれ変わった時計は、五百蔵研究室で再び時を刻み始めました。私は、デジタル時計よりもアナログ時計の方が好きなので、研究室の時計が復活して良かったです。
復活した研究室の時計

学生さんからの投稿です。ありがとうございます。

また、研究室の時計の修理もありがとうございます。

1 件のコメント:

  1. 素晴らしい技術と対応です。
    実は、いま研究室で大きなアクリル製のカバー(中身が見えることが重要)が必要になっています。親友のエビちゃんが相談させていただくことになると思います。よろしくお願いします。

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