2016年度となり第1回のi-Androidの会が6/2の夕刻に開催されました。今回から、世話人が山本先生から田中博先生に交代になります。教員12名、学生14名の参加でした。
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田中博先生による開会の宣言 |
今回は、教員から3件、学生から4件の発表がありました。
- 山本富士男先生:アイディアの実現にEddystoneビーコン(URL Frame)を活用
- 田中哲雄先生:HTML/CSS/JavaScriptでモバイルアプリ開発~Cordova, Evothings Studio 紹介~
- 鷹野孝典:体操時の正しい身体動作の判定をandroid端末を用いて実現する手法の検討
- ミライケータイプロジェクト参加チームから
- 塩原慶一:Matlab/Simulinkを用いたRasberry Piの画像処理プログラムの作成と実装
- 早川和裕:新たな操作インタフェースによる電動車いす操作 -Fun to Driveを車いすにもー
山本先生は、BLE(Bluetooth Low Enargy)によるEddystoneビーコンの活用法をデモを交えて、説明してくださいました。
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山本先生の右手にあるのがEddystoneビーコン |
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山本先生デモの様子 |
田中哲雄先生は、Android、iOS, Windows Phone のモバイル端末上のアプリをHTML/CSS/JavaScriptのプログラミング言語で開発できる Apache Cordovaと、開発環境である Evothings Studio のご紹介をしてくださいました。実は、Evothing Studioではプラグインの導入によりEddystoneビーコンを使用したアプリケーションを開発することも可能で、そのデモも行いました。
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田中哲雄先生の発表 |
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Eddystoneビーコンを使用したデモ |
鷹野先生は、スマートウォッチなどウェアラブルな端末の加速度センサーなどを利用して、ラジオ体操の動作の判定が行えるアプリの開発に向けた研究の発表でした。
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鷹野先生のプレゼン |
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質疑の様子 |
続いては、学生の発表です。初めは、4大学合同での「ミライケータイプロジェクト」へ参加する学部3年生が中心のチームからの発表です。原君から「思い出カプセル」と古川君から「楽飯(らくめし)」というアプリの提案でした。まだ、まだアイディアの段階で、今後、合同合宿やコンペを行なって、具体的なアプリを絞り、チームで開発していくそうです。約1年間に渡る、息の長いプロジェクトとなるようです。
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原君の「思い出カプセル」の発表 |
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参加学生からも積極的な質問がでました |
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古川君の「楽飯」の発表 |
続いて、大学院生の塩原君によるMatlab/Simulinkを外部ハードウェアと接続して制御する話でした。Matlab/Simulinkでモデル(プログラム)を作成して、Raspberry Piに接続したWebカメラの画像処理(ネガポジ反転)を行うデモも行ってくれました。
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塩川君の発表 |
最後は、学部4年生の早川君から、Kinectを使いハンドルを操作するような両手の動作で電動車椅子を操作する新しいインターフェースの提案と、そのインターフェースの使用により運転する楽しみ(Fun to Drive)を与えられるのではないかという卒業研究の取り組みを発表してくれました。
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早川君の発表への質疑応答 |
i-Androidの会では、すでに5年間の活動を通して、単に学会での研究発表を目指すだけではなく、Android端末などモバイル機器を中心としての情報共有やアイディアの交換、教育の場として学科を盛り上げて行くことも目的としています。興味を持った方は、積極的にご参加ください。
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