2016年6月9日木曜日

ATMの進化(20年前の話)

バブルが崩壊する前は、銀行は規制で守られていました。護送船団方式という言葉もあり、一番進歩の遅い銀行にあわせていました。そのため、どの銀行でも同じサービスを受けられる(サービスは横並び)という安心感の代わりに、進化は全くありませんでした。

規制緩和されてしばらくした、今から20年位前、ATMを使って驚きました。今までは、以下の手順です。
  1. 払い戻しのため、端末を操作する
  2. しばらく待つ(通信、認証、残高確認などなど)
  3. (認証が終わった後に)お金を数え始める
  4. お金が出てくる
それが、以下のようになったのです。
  1. 払い戻しのため、端末を操作する
  2. お金を数え始める
    • 並行して、通信、認証、残高確認などなど
  3. (全てがOKなのを確認して)お金が出てくる
素晴らしいです。素晴らしさのあまり、ATMの機械の下をのぞき込むなどして、どこの製品か確認しまいました。職業病かも知れません。

OKI製でした。その数年後、富士通系のATM部門がOKIに売却されたニュースを見て、OKIはATMの製造で優れていたんだと、思いました。

ちなみにお金を数えるときの音が大きいのは、ワザとだそうです。音が出ているほうが利用者が安心するからだそうです。

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