ブラジルは遠い．もう2度と行きたくないですね．
ブラジルへの行き方は3種類あります．米国経由，欧州経由，中東経由です．それぞれ安さ，乗り継ぎのしやすさ，時間とあります．今回は値段の安い米国経由です．まず，ニューヨークまで13時間弱，そこからサンパウロまで10時間弱です．エコノミーでは辛かった． また，ブラジルに入国するにはVISAが必要です．学会発表用のVISAの承認がブラジル側の書類不備でなかなかおりず，ぎりぎりで許可されたという綱渡りでした．チェックイン時に，日本でも米国でもVISAの有無をチェックされました．
それでも，トランジットで3時間弱待つ間に発表原稿を眺める学生です．米国時間の20時ごろです．ちなみにポケモンgoを立ち上げてみましたが，ジムとポケストはありますが，ポケモンは皆無で北米限定のケンタロスと空港では出会うのは不可能でしょう．
サンパウロの空港につくと，なんと学会側が送迎のVANを出してくれています．思わず，学会の運営側の議論を思い出しました．ブラジルでの開催にあたり，如何に安全に多くの人を運び，多くの人を返すのかそれが課題だと． 結論としては空港からホテルやホテルから会場への送迎をすることなのでしょう．
初日は昼すぎにホテルにチェックインするも，仮眠． 夕方夕食を取りに行きますが，近くにレストランがあまりなく（ファストフードはある），ホテルで紹介されたブラジル料理（どう考えても日本料理）店に行きました． 街中を歩きましたが，観光地ではなく，オフィス街で人も多く，それほど危険性は感じません．
ですが，歩きスマフォは探せばいるけど，という程度で，スマフォを見せている人は少ないですね．
街中を歩いて， 焼きそばは YAKISOBA. エビフライは EBIFURAI
さすがに日本移民が多いので，日本語から推定できるものがたくさんありました．（街中ではスマフォ出さないので，写真なし）
夕食後は翌日の発表に備えて，部屋で練習です．
ホテルフロント AM7:30 集合で会場まで運んでもらいます．サンパウロ大学は広く，とても個人では場所を探せないほどです．
キーノートセッションのあとの最初のセッションの4番目の発表予定でしたが，急きょトップバッターに変更． しかも機材トラブルで画面が出ないので，座長が時間稼ぎで，学生と会話を始めようとしました．単に彼を紹介するために趣味はと聞かれたのに，彼は学術的にはhobbyを違う意味で使うのかと思ったらしく，聞き返しています． 最終的には理解していましたが，緊張しているところに，漫才みたいに話すとさすがに大変だったでしょう．
頭真っ白にされたあとのプレゼン． 読むこともなく（2画面を使うことはできない状況）しっかりプレゼンできました． 途中でアドリブまで入れる余裕があったようです．質問は厳しい質問でしたが，だいぶなれていて，黙ることなく，内容を何度か確認して，回答しました． プレゼン後，USAの先生から今後の情報交換に関する話（翌日も学会にいることを確認されてしまいました）と， 初日のキーノートスピーカーのEricssonの方からは内容ばかりかプレゼンでの説明の仕方の不備まで指摘（指導して）いただきました．
なかなか，有意義だったようで， あと半年の修論の方向も決められたようです． 彼にとっては学生最後の海外での発表となりそうですので，あとは海外を楽しんで欲しいところですが，学会へ缶詰が続いています．
つづく．
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