2016年10月20日木曜日

ECO推進室へ納品?しました

 これまでの道のりは、決して平坦、なだらかなものではありませんでした。何のことかって?

 前回の発電バイクシステムは、ECO推進チーム“みどり”との協業ということで(リンク)、実際にみどりのメンバーに発電してもらい、学内のLED照明等に使ってもらっていました。
その中で、
・発電時の騒音が大きく、授業時間内での利用は難しいこと
・システム構成要素のパソコンの操作が面倒なこと
・発生電力を市販の充電装置に入力するために新規開発した充電制御装置の保守負担があること

などの問題がみどりのメンバーから(遠慮なく?)指摘されました。それを受けて、今年の5月に課題解決方法と、具体的な開発スケジュールの説明をみどりのメンバーの方々にしました(リンク)。


今日は、新たな発電バイクシステムの納品&説明会の日でした。

説明しているエビちゃん、搬入その他の支援をした小澤君と早川君が前に立っています。二人は研究室内運用時はよく発電してくれていました。


こちらは教室前から撮った風景です。質問も5件以上ありました。熱心に聴いていただけたと思います。
 

こちらは、ランキングのWEBページを説明しているところと思います。ランキングを公開して、“競争して楽しい”を具現化するものです。URLは以下です。ここに、多くのユーザの名前が出て、そして、総発電量が大きくなることを願っています。情報学部1Fのロビーにもタブレットで表示しているので、興味のある方は見てください。
http://kait-humanpowergeneration.appspot.com/


説明会の後は、ECO推進室に納品しました。安定するまでには、まだ紆余曲折があると思います。これまでにもいろいろありました。


 発電バイクそのものが目立つようでは、このプロジェクトは失敗なのだと思います。発電バイクを定常的に使うことにより、どのような効果があったのか? どのような意義があったのか? と言えることが重要なのだと思います。要するに、ハコモノというハード開発から、利用と運用による何らかの効果というソフト的な検討と実証が重要になってきていると思います。
 
 いずれにしても、ここまでいろいろありました。しばらくしてから、学生と、「あの時は大変だったよな。どうなることかと思ったよ。」と言えることを楽しみにしています。会社の仲間とは、そのようなことはありますが、学生とも同じようなことが言えるとは教員冥利とも言えるのでしょう。そのときは、そんな余裕はありませんが。今後も責任をもって、運用支援を行っていきます。

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