2016年12月13日火曜日

HCGシンポジウム2016で発表しました

 指導教員は引率できませんでした、ってゆーか引率してもらえませんでした。出張報告書代わりにブログ記事を書いてもらいました。出張報告書は、戻ったときには出来上げてあるべきものだ、という指導?(理想論)を行っています。今回の彼らの始末はどうだったか、ということになりますが、ここでは書けません(^_^)。言い訳は先にしておけ、ってゆーことも指導しています。と、いうことは・・・ 寄稿してくれた原稿をそのまままアップします。
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H28 12/7~9に高知市文化プラザカルポートにて電子情報通信学会ヒューマンコミュニケーショングループ主催のHCGシンポジウム2016が開催されました。

研究室から2名の大学院生が口頭発表&ポスター発表を行ったので報告いたします。


HCGシンポジウム2016

・柴田口頭発表(12/8)
私は「手話認識におけるHMM特徴量の検討による認識性能向上」というタイトルで口頭発表を行いました。


口頭発表の様子

私の口頭発表は今までで一番広いホールでの発表となりました。ホールのプロジェクターがどうやらかなり癖が強い機器だったようで、セッション開始直前まで運営の先生方がセッティングに奔走していましたが、なんとか開始することができました。

朝一番にも関わらず私の発表時にはホールいっぱいに聴講者の方たちが聞きに来ていました。発表後、私の発表するセッションの座長だった先生が、わざわざ来ていただいて質問やアドバイスをして下さいました。学外の先生から研究内容のアドバイスをいただける機会は意外と少ないです。今回は貴重な機会を有効に活用できたように感じました。

・柴田インタラクティブ発表
ポスター発表はいろいろな方にアドバイスや情報を貰える点が面白いと思いました。ポスター発表は雰囲気工学など、私の研究とは毛色の異なる分野と合同だったため、違う観点を持った参加者がいたように感じました。

また今回は隣でポスターを掲示していた方からは研究内容だけではなく、研究室の話なども聞くことが出来ました。自分達の研究室とどこが同じで、どこが違うのか知る貴重な経験でした。

  海老原口頭発表(12/9)
3日目の朝一番のセッションで私の口頭発表がありました。私は「定常利用を目的とした情報技術と連動した人力発電システムの開発」というタイトルで口頭発表を行いました。


口頭発表の様子

このセッションでは議論がとても活発で、会場の席が埋まるほど聴講者の方がいらっしゃいました。私の発表の時も、時間を超過するまでご質問・ご意見を頂きました。うまく答えられていたか分かりませんが、自分の意見ははっきり言えたと思います。

また同じセッション内には、若手研究者の研究テーマ構築の支援方法についての考察を行っているグループのご発表がありました。その発表の質疑応答では、学生が研究のコンセプトを表現することは難しく、参考論文を渡して学ばせている、といったようなご意見がありました。私自身も心当たりがある内容で、非常に勉強になりました。

  海老原インタラクティブ発表
HCGシンポジウムの特色は、口頭発表+インタラクティブ発表(いわゆるポスター発表)があることです。インタラクティブ発表では、複数の方に私の所に来て話を聞いて頂きました。あいにく二人の発表時間が被ったため、我々の写真はありません。本学の先生やその共同研究者の方、他大学の学生さん等にも話を聞いて頂きました。また産総研の蔵田さんにも来て頂けました。研究室の仲間がこちらの研究会で2年連続お世話になっており、著名な研究者の方にお会い出来て、お話させて頂き非常に光栄でした。皆様ご意見くださりありがとうございました。

また他の方の研究についても聞かせて頂きました。特にデモを行っているところにお話を聞きに行きました。私が一番興味を惹かれたのは、単一チャネルマイクロフォンアレーという小型のマイクを不等間隔で配置したものを使用し、音の到来方向を推定する技術です。話を聞いてみると、到来方向の推定に加えその方向の音の強調も行っているそうです。無線技術を音波に適用したものでしょうか。素晴らしい技術でした。


研究のデモンストレーション


******************(番外編と思われます。笑わせてほしいな)

HCGシンポジウムでは毎年、懇親会兼表彰式が催されています。名産品が食べられるこの懇親会には当然私達も参加しました。

宴もたけなわの頃合に高知県の観光特使も勤めている先生がスピーチを行い(笑いの絶えない面白いスピーチでした)、その中で高知の観光施設に無料で入れる券が欲しい人募集していました。5人まで使える券をたった2人で使うのは申し訳ないので遠慮していたところを、最終的に受け取ったO研究室の***さんが気を利かせて我々に譲ってくれました。


せっかく頂いたので限られた時間の中でどれだけ行くことが出来るかに挑戦しなければならないという使命感を感じ、翌日から行動を開始しました。なお、対象になっている施設は高知全域にあるため、惜しみつつも時間と相談して行ける施設を絞る必要がありました。

順番にご紹介したいと思います。


無料券頂きました


他大学の生徒や先生を含めた二次会。人生経験豊富な先生からありがたいお話をお聞きしました。

ここからは私たちが回った場所を順番に紹介したいと思います。
なお今回は、360°カメラも使って記念撮影をしてきました。
正常に表示されない可能性があります。もし表示がおかしかったらすみません。

  横山隆一記念まんが館
私たちはこちらの漫画家さんを今回始めて知りましたが、日本の漫画の原点の一人であるそうです。あの石原慎太郎氏や手塚治虫氏からのメッセージもありました。記念館では、高知出身の方の漫画等が無料で閲覧でき、学生さんがたくさん集まっていました。地元の作品に触れる機会を無料で提供している太っ腹な施設でした。


横山隆一記念まんが館


  高知城
高知城は本丸御殿が現存する数少ないお城とのことです。その他にも追手門等を含め数多くの建造物が現存していました。本丸御殿では、護衛の武士が隠れるための部屋「武者隠し」や、城下に攻め入られた際に敵を一望するための横長の窓である「物見窓」など、特徴的な造りを見ることができました。物見窓は高知城にのみ残っているという珍しいものでした。


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  高知県立文学館
次の高知県立文学館では、企画展示の「源氏物語展」を見た後に、常設展示も見て回りました。高知の著名な作家さんのご紹介が多くありました。古くは紀貫之から、現在の方では有川浩氏や畠中恵氏などの作家さんが高知県の出身とのことで、新たな発見がありました。

  高知県立牧野植物園
次に向かうは、高知県立牧野植物園です。ホテルから4kmと標識があったため、ホテルで借りた自転車で向かいました。



乗り心地もよく快適です


15分くらいで着くだろうと予想していましたが、ここに大きなミスがありました。なんと牧野植物園は標高100m以上の山中にありました。そうとも知らずにのんきに自転車を漕いでいた私たちは、突如現れた急な上り坂に面食らいました。死ぬ思いで自転車を漕ぎながら40分以上もかけて牧野植物園になんとか到着致しました。

しかし、結果的には無理して登った甲斐がありました。牧野植物園には様々な植物が混生しており、その一つ一つに丁寧に植物名の札がかけられていました。この寒い時期に訪れたため、花はあまり咲いておらず木はさみしげでしたが、自然に癒やされリフレッシュした気持ちになりました。登るのに時間がかかりすぎて、ゆっくり見て回れなかったことが残念です。帰り道は下り坂、すっとばして戻りました。



高知県立牧野植物園

  「龍馬伝」幕末志士社中
高知駅前には「龍馬伝」幕末志士社中の建物があります。表には武市半平太、坂本龍馬、中岡慎太郎の大きな像があり、記念写真を撮影しました。この建物ではドラマ「龍馬伝」の撮影で使われた坂本龍馬の生家セットが再現されていました。私はドラマを見ていないため、もったいなかったです。セットは全て新築の建物をNHKの技術で古く見せているとのことでした。本当に古い建物と勘違いするほど素晴らしい出来でした。ガイドの方の勧めで龍馬のコスプレで写真撮影を行いました。背景は全てただのパネルですが、撮影してみると意外とちゃんとそれらしく見えます。



坂本龍馬です

  桂浜
その後、高知駅前からバスに乗って40分ほどの場所に位置する桂浜に向かいました。桂浜は高知を代表する名所です。美しい砂浜からは果てしなく広がる太平洋を望むことができます。私たちは桂浜の端から端まで砂浜を歩いてのんびりしました。近くにある岬「竜王岬」は桂浜と海を合わせて一望できる絶景ポイントでした。少し階段を登る必要がありますが、高知を訪れた際にはぜひ見てみてください。ずっと眺めていたい気分でした。


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  高知県立坂本龍馬記念館
そして旅の最後には、桂浜のそばにある坂本龍馬記念館を訪れました。高知といえば坂本龍馬ということで、かかせない観光ポイントです。坂本龍馬についての展示が多くあり、勝海舟や西郷隆盛など、その他の幕末の偉人たちの資料もありました。坂本龍馬の手紙や刀など、実際のものを見て、教科書では得られない体験をすることができました。

ありがとう坂本龍馬

以上でHCGシンポジウム2016の出張報告と致します。
口頭発表・インタラクティブ発表で見に来て下さった方々、また飲み会でお世話になった方々にここにあらためてお礼申し上げます。





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