情報工学科 篠原正幸君開発(指導は、筆者(笑))のQ-Voteの利用現場の記事を書こうと思ってその現場を訪ねたのですが、給食のあまりのおいしさに感激し(○○、カンゲキーー(分かってもらえないだろうけど))、先にこの記事を書くことを決断しました(Q-Voteの記事を期待していた方、御免なさい(そんな人はいない、とは言わないでください)。何せ、私の給食に対する概念が完全に破壊されましたので・・・
皆さん、給食のイメージってどうですか?確かに衛生やコストの点は、考慮されているけど、味や見栄えは・・・というのが私を含めた皆さん(一緒にするな、という声が聞こえます)が持つイメージかと思います。
下の写真を見てください。おしゃれだと思いませんか?これ、本学栄養生命科学科の給食経営管理実習の授業で実際に学科の学生がつくった給食です。花や受賞の賞状があるのもいいですね。いちごが大きすぎるのもGOODです。
どうです?本当においしそうでしょう。本当においしかったです。工科大学でこんなことができるのは本学だけと思います。
この給食メニューは、単に作るのが目的ではなく、献立作成、各種発注業務、レシピ・作業工程表の作成を含め、給食の運営だけではなく、組織づくり、チームワーク、リーダーシップやコミュニケーションなど、経営管理にとって不可欠なもの全てを学ぶ実習授業でつくったものです。
管理栄養士として、組織の中で中心的な役割を担うためには、調理は一部であり、組織人としての能力が必要となります。特に大きな病院等で大勢に食事を出すには、チームワーク、リーダーシップが重要ですね。
かつて、東京オリンピックの選手村の食事を担当した帝国ホテルの村上総料理長(当時は、まだ長にはなっていなかったはず)のテレビを見たことがあります。料理人というよりもプロジェクトリーダー、経営者という感じでした。筆者の記憶違いであれば、ご容赦を。
実習の学生は厨房での作業から配膳までこなします。もちろん、メニュー決定、コスト管理や発注などすべてを学びます。厨房の中には最新の機器が配備されています(これは、本授業を統括しておられる松月先生も自慢の設備です(大学レベルを超えています))。松月先生も学生とともに作業を行い、実際に範を示されています。
厨房に向かって、何か指示?指導をする松月先生。非常にきちんとされた方なので、(いい加減な)私は先生との打ち合わせはいつも緊張します。
この学科の学生や教員もこの給食を食べて、その意見をベースに反省、次回の検討に資します。このように非常に多くの学生や教員、職員が給食実習に参加しています。つくる量だけを考えても、作業をうまくやっていかなければならいことが分かりますね。
学生に交じって、歴々の教授も参加します。生体防御生化学を専門にする栗原先生です。せっかくなので、女学生のグループに加わっても・・・と思いますが、遠慮されたのだと思います。
大学の経営陣もこの実習授業に協力してくれています。食後のアンケートに回答してくださっています。このように、学科内にとどまらず、広い観点からの意見や評価をもらって、改善の検討に資することは重要です。一言で重要といいますが、他の組織と連携、協力を取り付けることは大変なことも多いです。
教育学を専門とする田辺先生と給食をともにした筆者。工科系の大学ですが、人文系、社会科学系の先生もたくさんおられます。幅広い教養を身につけてこそ、真の意味での大学人、時代の変化に対応できる人材となるのです。松月先生とQ-Vote開発者の篠原君が全体の進捗状況を確認?しています。
どうでしたか?工科大学という名前ですが、管理栄養士の育成をミッションとする学科も本学にはあります。互いの学科のことを理解し、その特徴を互いが活用するようにできれば、また新たな本学の特徴になると思います。そのように進めることも私の宿題です(いい恰好しすぎ?)。
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