時は2011年の年の瀬の12月29日、正月休みになっている企業も多くあると思いますが、ある研究室では、年を安心して越したい、という欲求を満たすべく頑張っています(やらざるを得ない、というのが正しいのでしょうか)。年明けすぐに学会原稿の締め切りや学会発表があり、卒業・修士論文の提出締切も迫っています。今回はその模様を報告します。
会社が休暇に入ったのでOBの市川君(今年卒業)が来てくれました。後輩の学会原稿を見ているところです。コメントをお願いしました。彼は自宅が近いこともあり、よく来てくれます(リンク)。左は4年生の伊藤君と岩井君。やってくれています。
庄司君(4先生、左)、同期の加藤君(現在、修士1年)と談笑する市川君。同期で進学した学生や4年生に対して、(私から見て)非常に有難い発言をしてくれます。私もうかうかしていられない、という気持ちになります(俺はもういいだろう、と本当は言いたいです)。
実験データ取得中の修士2年須永君と同1年秋山君。納入回路の不備やオランダ旅行?(リンク)の後遺症で当初の予定が遅れました。その遅れをカバーしています。須永君は3月で卒業(修了)です。筆者にとって、彼がいなくなることは非常に痛いです。しかし、大学の最大のミッションは優秀な人材を社会に出す、ということなので仕方ないです。留年だ、とは言えないし・・・(言いたい)
何のデータを取っているのかって?研究室が開発中の超音波センサによる屋内測位システムの応用例の一つとして、移動ロボットの走行制御を行っています。その移動軌跡のデータです。ライントレースの場合は、ラインを設定する必要があり、また、走行ルートを変える場合は再度ラインを設定しなければなりません。我々のものはラインが必要なく、任意のルートの走行制御が可能です。
見づらくて恐縮です。天井に超音波を受信するセンサを取り付けています。様々な実験を想定して余分に取り付けています。研究室のメンバーが協力して作成、取り付けました。研究室一丸となったチームプレイでこの実験は成立しています。
写真では分からないこと
冬休み中ということで実験を行ったラウンジに暖房は入っていませんでした。寒かったので、急遽担当の部署(管財課)にお願いしたのですが、正月休暇にもかかわらず、すぐに暖房を入れてくれました。快適な環境で実験ができました。本学は、「学生本位主義」をうたっていますが、ここでもそれが実証されました。ありがとうございました。
筆者を含めて、何とか全員が無事、年を越せそうです。今年1年に感謝したいと思います。
情報工学科ブログを読んでくださっている皆様、今年もありがとうございました。来年もよい年をお迎えください。
付録)
ちなみに、これはクリスマスイブ(12/24)の研究室夕刻の様子です。筆者の30年前と同じ状況です。この中で結婚式(できるという仮定のもとに。学生には、「その仮定、妥当なのか?」とよく聞くのですが・・・)に筆者を呼んでくれる学生は何人いることやら。
「どうなのかな?」シリーズ第2弾ですね。大学の研究室というのはこうでなくちゃ、という気がします。これから大学へ入ろうとする人にも、その雰囲気が伝わるように思います。
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