2012年3月24日土曜日

コナミに就職する菅野くん

ここで紹介する菅野くんとは6年!くらいのお付き合いです。彼が卒業できたのは、もちろん彼の頑張りもありますが、学生相談室や他の先生との連携でここまでたどり着きました。広島のお母さんに電話した回数は数えきれません。
KONAMIに入社する菅野くんです
今日お母さんと一緒に卒業のあいさつに来てくれました。彼の不登校に、一番最初に対応したのが私だったので「先生との出会いがきっかけで、無事卒業できるようになりました」と過分な褒め言葉を頂きました。
おかあさんとも記念に撮りました
あと就職活動の時期にも、いろいろとありました。その対応のために、毎日顔を合わすことになりました。そのとき、履歴書指導と面接指導もしました。留年生ならではの面接対応などです。彼は私の期待以上の成果を見せてくれて、コナミから内定を貰いました。

コナミでは、ゲームサーバーのメンテナンスや、サーバーに載せるコンテンツの開発をするそうです。学園祭にも来てくれるそうなので、その時にまた詳しく話を聞きたいと思います。勤め先は六本木で、世田谷にある寮から通うようです。セレブな感じですね。

最後にお母さんの言葉を載せさせてもらいます。
お母さんは、ゲームばかりで学校に行かない子どもの将来を心配して、ゲームを辞めさせて勉強させようと、部屋に貼ってあるコナミ(など)のゲーム関係のポスターを何度も破ったそうです。それが、今、「まさかこの会社にお世話になるとは」と仰っていたのが印象的でした。縁って不思議ですね。

菅野くん本人の頑張りもありますが、お母さんの熱意がなければここまでの成果は出なかったと思います。ご卒業・ご就職おめでとうございます。

1 件のコメント:

  1. 感動物語です。不登校になったり、留年したり、長い人生ではつまづくようなこともあるでしょう。だけど、何か自分がやりたいこと、あるいはこう生きたいという思いを大切に持ち続ければ、他の人よりも一段と大きく成長できるものなのだ。そういうことを教えてくれている。そのように私は受け止めています。

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