2013年1月14日月曜日

百円ショップで買ったサボテンにフィボナッチ数列を見る

この時期、大学教員は特に多忙になります。卒論・修論指導、期末試験、入学試験、成績不振者対応、自分の学会論文執筆、次年度授業準備、役職業務等々です。そんな中でも、常に心に余裕を持つことが、良い教育研究につながります。

9月に百円ショップで買った小さなサボテンがあります。今頃になって急に成長してきました。よく見ると、ただ「膨張」しているのではありません。二重螺旋を描きながら上へ伸びているのが分かりました。ただし、これは、私の発見ではありません。高校の理科や数学にも出てきます。しかし、大学生でも、大学教職員でも、この生物の神秘にあらためて触れるのも良いのではないでしょうか。

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上図のとおり、螺旋は右回りに8本、左回りに13本確認できました。この8、13という整数は、有名なフィボナッチ数列の連続した一部です。そこで(これもよく知られていることですが)パソコンで(NetLogoというプログラミング言語で)、このフィボナッチ数列に基づいて、二重螺旋を描いてみました。サボテンを上から見た状態になります。下図のとおり、左右両回りとも、螺旋の数が本物のサボテンと一致しています。すばらしいですね。生物の神秘。

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(補足)上図を描くのに使ったNetLogoは、他にも多様な使い方があります。下記もご覧下さい。
http://blog.cs.kanagawa-it.ac.jp/2012/05/netlogo.html

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