最初に小生から、概要や技術的な講義を行いましたが、実際にモノを見たほうが理解できるということで、研究室の学生諸君に対応してもらいました。
自分の学生時代のことを思い出すに、授業の内容が、実際はどこで使われているの?という思いが多くて、意義は分からないままに勉強していました。そして、後でもっと勉強しておくべきだった、と後悔した経験が多くあります。実際に研究内容を見てもらって、授業内容と実際のつながりがそれとなく分かると、より身になる、意識も高まると思います。その意味で、研究室で取り組んでいる内容を実際に見てもらいました。
以下は、その状況です。各文言の最後が最も近いと思われる授業名です。実際は、多くの授業が関係します。C、C++、Javaなどのプログラミング言語は当然です。一つをしっかりマスターしておけば、プログラミング言語はなんとかなります(これは個人的な意見であることを断っておきます)。
まずは、カラー手袋を用いた自動手話翻訳に関する研究です。この研究は、M2の菅谷君とB4の土屋君と岩沢君が担当しています。認識処理工学ですかね。
何から画面を指し示して説明している海老原君。現在はセンサ情報をZigBee経由でパソコンに取り込むことをやっています。モバイルコンピューティングですかね。
こちらは鈴木君。Moverio(リンク)を使って、歩きスマホを必要としないしくみを実現しようとしています。Moverioの発売は、延びています。卒業式までには、発売されるでしょう。これは、数理統計学ですかね。
こちらは金田君。このときは、確かArduinoボードを用いて非可聴音を出すことをデモしていました。今後やることがやま積みですね。これは、組み込みシステムですかね。
こちらは村田君。スマホからの音で、スマホを持っている人の位置を数cmの誤差で求めるデモを実演しました。朝からの時間でデモ用の表示プログラムをつくっちゃいました。脱帽です。これは、信号処理基礎ですかね。
こちらは電動車いすの自動走行をデモ、説明しているM1法月君とB4柴田君。下を向いて操作しているように見えますが、彼は何もしていません。橋口君から、「おーー」という感心した声が聞こえました。これは制御工学が最も近いですが、本学科では組み込ソフトウェア工学ですかね。
こちらは屋良君。何故か橋口君が見ているときだけ、うまく動きませんでした。屋良君は何度も修羅場を経験しているので、これくらいでは動じません。これは、Webプログラミングですかね。
というわけで、先輩がどのようなことに研究室で取り組んでいるかは、わかってもらったはずです。手話認識、車椅子の自動走行、高精度屋内測位などトレンディーな研究と思います(笑)。授業内容がこれらとどのように関係しているか、何の基礎となっているかについて、おぼろげながらも繋がっていくことを期待します。それがより授業内容に興味を持ち、そしてより理解を深めることになると思います。
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