2014年6月23日月曜日

外部の方との打ち合わせ


 研究開発は、自分たちの研究室のみで閉じられないこともあります。システムの研究開発(例によって、大げさな表現)のようなことを行う場合は、研究室だけですべてができるわけではなく、その分野で実績のある業者さんに、一部をお願いすることもあります。

 広域屋内測位システムの研究開発(関連ブログはこちらこちら)では、我々が考えている方式を実現するために、その中の構成要素である受信回路の試作を業者さんにお願いしています。我々が開発したソフトウェア、その他とその受信回路を組み合わせてシステムを構築し、その検証を行ってきました。本日は、現状への追加要素や展示対応のための試作、次のフェーズに向けた意見交換を目的とした打ち合わせを設定しました。

 
試作をお願いした業者さんと打ち合わせ中のM1村田君、B4金田君。お互いの誤解がないように、提示資料は明確なものが求められます。また、打ち合わせを通して、より考えを深めていくことも重要です。

写真がおかしくありませんか? 顔の判定ができないように、わざと線を入れているわけではありません。


再度撮影しました。やはりおかしいです。その後、法月君が確認してくれました。結論は、「このデジカメは死去しました」ということです。

 外部と連携して試作を行うには、相手のスケジュールもあり、自分の考えのみでは計画は立てられません。自分なりの予定通りに進めようとする場合は、常に前もって準備し、相手の予定も確認しながら進めていくことが必須です。部品の調達に時間を要する場合もあります。ネット通販のような形で、すべてが入手できるものばかりではありません。また、業者さんとの良好な関係、信頼関係を築き、お互いに気持ちよく仕事を進めていくようにしていくことが重要です(結果よりも、その方が重要な場合も多いような気がします。単に契約の中でやればいいという話ではないと思います。)。


 このようなことを学んでいくのも、研究室配属になってからの醍醐味です。単に知識の修得ではなく、今回のようなことが会社に入ってから重要になるのです。大いに経験を積んで、学んで行ってほしいと切に願うものであります。

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