11月10日に甲南大学の灘本明代先生の特別講義がありました。タイトルは「ソーシャルメディアやWebニュースからの情報抽出」ということで、「インターネットから(の)情報」を「分析する・抽出する・補完する・創造する」と4つの点からご自身の研究について紹介してくださいました。
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灘本先生の紹介 |
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甲南大学の紹介。右下が大学のゆるキャラ「なんぼーくん」 |
下記の4点が今回の講演のテーマです。
- 分析する:BigDataから様々な情報を分析する
- 抽出する:BigDataから様々な情報を抽出する
- 補完する:足りない情報を補う
- 創造する:Internet上の情報から新たなコンテンツを創り出す
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講演の概要 |
「分析する」は、インターネット上のメディア毎の「おいしさ」表現の比較分析ということで、「シズルワード」に注目して、twitter、一般のWeb(Google検索)、Cookpadというメディア毎に分析した結果についての研究でした。
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シズルワードの説明 |
「抽出する」は、顔文字の役割に着目したツィートの多次元感情抽出ということで、140文字という制約があるtwitterの投稿で、文字による感情表現と同時に顔文字による感情表現がある場合に、どのように全体の感情表現が変化するかの研究でした。
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顔文字による感情表現 |
「補完する」は、言語間比較に基づくWikipediaの補完情報抽出手法ということで、多言語でのWikipediaの記事の詳しさに違いがある時に、足りない情報を他言語版から補う方法についての研究でした。
「創造する」は、Webニュースからの漫才台本自動生成に基づく漫才ロボットということで、与えられた「お題」から漫才の台本を自動生成して、ロボットに演じさせるという研究でした。残念ながら、ロボット本体は今回は来学していませんでした。今回は、ということは次回があります。
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漫才ロボットの概要 |
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漫才ロボット:アイちゃんとゴン太の動画での紹介 |
灘本先生は、12/10(土)の「
KAITシンポジウム2016-先進ICTが変える明日の生活-」で「
先進ICTですべての人にお笑いを- お笑い漫才ロボットの開発 -」という招待講演とポスター(デモ)セッションで「
漫才ロボットの実演 」を行なってくださいます。興味を持たれた方は、是非、KAITシンポジウム2016にご来場ください。
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KAITシンポジウム2016に「続く」 |
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