2017年1月16日月曜日

CES 2017 紹介

情報工学科では,CEATEC に技術展示をしていますね. CEATECではなく,World wide な展示会であるCES を紹介しましょう.

CES とは,Consumer Electronics Association が主催するトレードショーで,Consumer Electronics Show の略です. と紹介するサイトがあります. そういうサイトは思い込みで記事を書いているので信じるのはやめましょう. CES は略ではなくCESになっています. 主催は,Consumer Technology Association と主催者の名称も変わっています.

さて,それで何が起こるのか? Consumer Electronics は日本語では家電と略されることが多いですね. つまり,以前はテレビが中心に展示されていました. しかし,名称を変えたこともあり,必ずしもコンシューマ向けの技術の展示ではなくなっていました. 

(1) 自動車メーカが将来の自動車のコンセプト展示,そのコンセプトを実現するための技術展示をしています. そのため,この1月に技術発表が集中しました.

(2) テレビ(モニタ)の展示ももちろんありますが,減りました.

(3) ドローンの展示はかなりありました. まだまだこれからでしょうかね.

(4) AR関連機器の展示. これも多数ありました. また,ARを利用したデモ,体験コーナなど
   も多数ありました.

このような様変わりの中で特徴的な点をいくつか示して,そのあと写真を紹介しましょう.

(1) 自動車メーカは,各社 ビッグデータ,AIを活用して 自動運転の技術を展示. 日本からはトヨタ,日産,ホンダが参戦. 欧州は,Audi, メルセデスなど. 米国は,フォード,クライスラー,この他,現代,KIAなど.

(2) 自動車部品メーカも各社. 日立Automotive ,三菱電機, パナソニック,Bosh, Delphy, など多数が展示

(3) ソニーは相変わらずの,モニタ中心の展示. (そのモニタもLGのOEMらしい).パナソニックはモニタの展示はほとんどなし. その理由は,LG, サムソンに比べての周回遅れの展示になるからなのです. こういうところにいくと,韓国のすごさがわかります.

(4)  東芝が残念な形式展示. シャープは展示もなし. サムソンも展示は広くやってるものの,元気がない.  と,各社の状況が反映されるのもこの展示会. 厳しい競争社会です.

では,写真を以下に. 


Audi のレベル3自動運転デモ. デモでは運転席には人はいません.障害物は自動で避けます.デモでは動的に障害物を置いたり,はずしたりします.


本多ですが,2輪車が自立しています.スタンドはあるけど地面についてないのがわかりますかね.見ていると微妙にタイヤが動いてバランスを取ります.



この2枚は,自動運転時代のコンセプトモデルの自動車


トヨタのコンセプトは, 愛i だそうです.(AI)

さて,これはドローンと呼べるのでしょうか.人は載せても遠隔操縦できるのでドローンでライセンス不要だそうです.乗った人が遠隔操縦って,それは反則のような気もしますよね.日本ではだめでしょうね.
     

  パナソニックも自動車メーカ向けに大量に展示です. モニタの宣伝ではありませんよ.



通信会社だったはずのQUALCOMも,もちろん自動車がターゲットです. Snapdragon というチップを持っています.

こちらもパナソニックのセンサ技術でバランスをとっていますね. このような展示がされています.

興味をもったらぜひ,1月のラスベガスに行きましょう. 

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