2017年5月15日月曜日

IT夢コン2017 - 応募フォームへの記入を考えてみる -

 6月5日正午の募集締め切りに向けて、頑張ってくれているでしょうか? 期待度は高まりますね。でも、応募フォームへの記入は、簡単そうに見えて意外と大変だと思います。そのように気づくだけでも大きな意味があります。“考えてみる”シリーズ、3本目の記事なのでシリーズと言っていいでしょう。過去の記事は、こちらこちら


 応募フォームを見て、“俺流”に考えてみました。世の中には、「知的生産の技術」、「思考の整理学」、「アイデアはいかに生まれるか」などの著名大学の大先生の著書もありますが、・・・。一応、これでも全部読んでいますが、内容は忘れていますので、あくまで俺流ということで・・・。過去の夢コンのシーンとともに


本学小宮学長の隣の席が蒼さんご姉妹の審査員席です。気持ち接近しているように見えるのですが、よいショットです。


さて、本題に入ります。最初に「タイトル」を書くことになっています。審査の立場からは、最初にこれを見て、全体を予想します。が、応募の皆さんは、最初の段階からタイトルに拘るべきではないと思います。複数案を黒板に書いて、おきましょう。

次に「特徴」の記入ですね。これも最初の段階では、まだ固定する必要はないと思います。これも箇条書きで複数黒板に書きたいですね。


実行委員長である松本学部長と。焦点制御から考えるに、人工知能つきのカメラと思われます(^_^)。
 

 いよいよ「動機・目的」、「サービス・機能」、「利用シーン」、「原理・仕組み」というアイデアの核となる部分ですね。うーん、どうしたもんでしょうか? 「動機・目的」、「サービス・機能」は、メンバーそれぞれで一つずつ考え、それを付箋紙に書いて、類似のグループにまとめてみてはどうでしょうか? 一つである必要はないですが、たくさんあるのもよくないと思います。“何でもできる”は、“何もできない”というようにも思えます。


これは、参加した生徒さんのパネル発表の会場でのシーンですね。気さくに?遠慮なく?生徒さんに質問されます。みなさんも想定問答集を用意しておいたほうがよいかと・・・

 

「利用シーン」、「原理・仕組み」ここが良く書けるとインパクトは大きいし、実現性の観点で高く評価されますね。個人的には、ここでは必ず図、絵やイラストがほしいですね。イメージを伝える写真+アルファもいいかも知れません。絵、イラストにすると利用シーンが明確になり、皆でアイデアを共有しやすいです。皆でその絵をよりよくしていくのが容易になると思います。原理・仕組みでは、図の中で動作の順序や具体的な情報の内容やその流れを示すことができればいいですね。


そして、「類似のアイデアとの相違」ですね。これは、皆さんの方が私より高いかも知れない検索能力を発揮してほしいです。キーワードを入力してググッて見てください。いろいろな情報が得られると思いますが、情報の波に飲まれないようにお願いします。自分は何を調べているのか、ということを忘れないように・・・。比較表をつくるといいかも知れません。

 

コンテストの裏方を務めた本学学生(小澤君)とのショット。もちろん、参加した高校生や引率された先生の方々、教育委員会の先生とのショットもたくさんあります。気に入った写真として、女子高校生のグループとご姉妹が全員同じポーズでのショットがありましたが、コンテストそのものではないので、遠慮しました。

 

終盤を迎えます。次の難関?は「社会への影響」です。重たい項目です。そーゆー、あんたがたの研究論文だって、こんな大上段の議論はしていないだろう、というご指摘は甘んじて受けます。でも、若い皆さんにこそ、社会をよりよくしたい、との思いをここで主張してほしいです。これができたあかつきには、****、夢を遠慮なく語ってください。

このあたりで「タイトル」、「特徴」を改めて考えて、整理して記入するのがいいと思います。検討が深まっているので、より明確に、端的に表現できると思います。

 
そして、最後は「自由記述」ですね。フォーマットにあるとおり、書ききれなかったことを遠慮なく書いてください。いっしょに取り組んだメンバーの発言で印象に残ったもの、実現や普及のためのネックとなりそうなもの・こと、それを書いてもいいかも知れません。それを解決するのは、ある意味、大人の仕事ですね。

 
締め切りは6/5正午なので、まだ時間はあるようで意外とすぐやってくるものです。似たような経験は我々はいつもしています。締め切りがないと仕事ができない、と言う人がいるくらいです。締め切りに向かって、みんなで力を合わせて、よりよい提案をつくってください。検討を祈る!!!

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