エレベーターには、開けると閉めるのボタンがあります。人が挟まりそうになった時など、急いで「開ける」ボタンを押したいという要望があります。しかし、ボタンに書かれた文字の「開」と「閉」は似ているので、とっさに押すのは難しいです。
開閉を「▷◁」と「◁▷」のように絵で表しているものもあります。でも、これもとっさには判断が難しいです。そんな中、情報工学科のある情報学部棟のエレベータのボタンはよくできていると思います。開くボタンが大きく、かつ色を変えています。これなれば、開けるがすぐ押せそうです。
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情報学部棟のエレベータの開閉ボタン |
新体育館であるKAITアリーナのエレベータのボタンは、以下のようになっており、あまり良くないです。
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KAITアリーナのエレベータの開閉ボタン |
「とじる」を押した後、その下のボタンも押してしまいます。しかし、このボタンは「開延長」です。つまり、扉が開いてしまいます。自分でもなぜ、押してしまうのか分かりませんでした。1年くらい考えていたのですが、原因は2つあると思います。
- 「開延長」は、「とじる」の真下にあり、「とじる」の補助ボタンだと思ってしまう
- 「早く閉まる」などのボタンだと勘違いしてしまいます。
- 「開延長」は「ひらく」ボタンの近く(例えば下)に配置して欲しいです
- 「開延長」と「とじる」の色が同じ(「開く」と「閉まる」が同じ色)
- 「開延長」が、「開く」と同じ緑色をしていれば、間違えないでしょう
一方、さらに新しくできた講義棟のエレベータのボタンは、良い感じです。扉が閉まっている間は、「ひらく」ボタンが点滅しています。「何かあったら、ここを押してね」、という感じがします。「扉延長」は通常は使わないので、蓋つきのボタンになっています。写真は蓋をめくったところです。
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講義棟(K3号館)のエレベータのボタン |
ボタンの点滅はやり過ぎな感がありますが、間違えることはありません。
追伸
ソフトウェアは、自由に作れるので、使いやすいユーザーインターフェース(以下、UI)にも、使いにくいUIにもできます。逆に言うと、プログラマーはUIにも気を使わないといけません。
普段から気を付ける習慣をつけてください m(_ _)m。
UIが気になる辺の記事は以下の通りです。
- ショップのUI(案内)が気になる (リンク)
- エレベーターのUIが気になる (リンク)
- ガソリンスタンドのUIが気になる (リンク)
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