この学会に鷹野研の修士2年の上村君、修士1年の柴本さん、当研究室の4年生の川口君が参加、発表しました。本記事は、頭出しということで、最初に発表した川口君が寄稿してくれました。
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情報工学科4年の川口です.
8/21~8/23にカナダのブリティッシュコロンビア州ビクトリアで開催されたPacRim(Pacific Rim)2019で、学会発表をしてきました.
発表論文:「Basic investigation
of sign language motion classification by feature extraction using pre-trained
network models」
[発表について]
私は、国内でもまだ学会発表を行っていないのに、初めての海外での学会発表に参加させていただきました。(ちなみに海外に旅行等に行ったこと・飛行機に乗ったことがありません(笑)。)
PacRim2019に向けて、夏休み返上で発表練習を先生と共にしてきました。初めは、英文を単語毎に話してしまっていました。先生のアドバイス通りに英文の意味を理解し、単語毎の繋がりを考えながら発表練習しました。また相手に聞き取りやすいように発音をしっかりすることを意識し、発表練習を15回以上することで及第点ですが、上手く発表できるようになりました。(個人での練習を含めると30回以上は発表練習しました。)
8/21の初日に私は発表しました。自分の発表までの待ち時間中、緊張のあまり気分が悪くなりました。そんな状態の中、ついに座長に自分の名前を呼ばれました。今まで練習したことを思い出し、練習通りに発表することを意識しました。始めは、落ち着いた状態で発表が出来ていたのですが、英単語を間違えて発音してしまったことを期に焦ってしまい、噛んだりするようになりました。それでも私は、先生にアドバイスされたことを思い出し、英文を間違えずに話す・英単語の発音は意識し発表を続けました。
発表を終え、質疑応答の時間になりました。質疑応答は、先生が私に代わって質問に答えていただけました。(注:学部生の場合は、私も協力します。修士は任せます。)質問者と先生との会話が全然理解することが出来ませんでした。先生には、感謝の言葉しか出ません。(自分一人だったら、失神していたと今でも思います(笑))。
今回の発表を通して、自分がいかに中学・高校で英語の勉強をサボって来たかが身に沁みました。また、他大学の日本人学生が英語で話せているのを見て、現代では英語が出来ないことは恥ずかしいことだと感じました。
鷹野研究室の柴本さんの発表を見て、発表・質疑応答を全て一人でこなしている姿は、さすが大学院生だなと感じました。(今までの人生、のほほんと過ごしてきた自分が恥ずかしいです)。同じく、鷹野研究室の上村さんの発表を聞きたかったのですが、運悪く発表時間が私と重なってしまい、見ることが出来ませんでした。
[発表後のBanquet]
発表後のBanquetは、Inn at Laurel Pointで行いました。会場場所は港にあり建物の前はきれいな海の景色が見れました(自分がこんな良い場所に来ちゃっていいのかなと思いました)。発表者の方と交流する場ではあったのですが、英語で会話することが出来ないため、自分から話しかけることが出来ませんでした。折角英語に触れる機会があるのに、無駄にしてしまったことが後悔しています。
料理では、豪華な食事でバイキング方式でした。私は、3回くらいお代わりをしました。(また、先生に色々言われてしまいそうですが(笑))。(注:写真はあまり魅力的ではないですね。実際はもっと・・・)
[カナダに見て感じたこと]
また、気温が低いことに驚きました。日本は夏という感じの気温ですが、カナダは今冬なのでは?と錯覚するぐらい涼しいです。それ以外では、発表前日の空いた時間に先生と共にカナダの街を散歩しました。(注:この時期は9時過ぎまで明るいです。)クジャクなど放し飼いされていることに驚きました。また、ダウンタウン側の海を見に行き潮風がとても気持ち良かったです。また、カナダの大きな大聖堂の前で写真を撮りました(自分に知識がないため、建物の名前が分かりません。注:日本でいうところの県庁ですね)。
時間を見つけてButchart Gardensに行ってきました。自然を体で感じることができ、体の疲れが癒されるように感じました。午前中雨が降っていたのです、午後からは晴れたため花がより綺麗でした。
OHP作成・発表練習を頑張って来たおかげで(注:それだけではなく、先輩からの引継ぎ内容を十分に理解し、自分なりに取り組んできたためです。今後がさらに期待されます(笑))、心に残るいい思い出が出来たと思いました。
[最後に]
今回、海外での学会発表という貴重な経験をさせていただきました神奈川工科大学様にお礼を申し上げます。この経験を生かして、今後の研究に励んでいきます。
注)パスポート置き忘れ事件?、トランク紛失事件?などがありましたが、大きな影響がなく、帰国できそうです(今、ビクトリア空港のチェックインが完了したところ)。バンクーバでの帰国便に乗るまでは油断できませんが、まずは、ミッションをやりとげた川口君にお礼を申し上げます。
PS)
指導教員追記1)
研究室の立場として、先輩が取り組んで現卒研生(川口君のこと)が引き継いだ内容を、定期的に関連学会に参加、発表していく必要があります。川口君が研究室配属以来、熱心に取り組んでくれた成果がこの発表につながりました。教員の信頼がないと、外部発表はできません。夏休み返上で頑張った彼は、被害者とも言えます(笑)(もっとも9月に実家に帰るとのことです)。出張準備と出張の過程の中で多くのことを感じ、また体験し、少なくとも今後の彼の意識と行動に何らかの影響を与えたことは確かだったと思います。今後の発展と大きな成長を心から期待しています。川口君(彼のご両親)もHappy、研究室・学科・大学も(もちろん私も)Happyとなるといいですね。
指導教員追記2)
ビクトリア大学は、カナダの名門大学の一つ。キャンパスも自然というかいい雰囲気にあふれています。大学内のパーティ会場に行く途中の中でのショット。彼らにとって、記念のショットになることを願っています。あの頃も、仲間と頑張っていたなと・・・
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