2019年10月2日水曜日

「AMBIENT2019 出張報告」

 I専攻2年の門倉です.
9/22-28にポルトガルのポルトで開催されたAMBIENT 2019で発表してきましたので,その報告をいたします.

Initial Investigation of Position Estimation of Various Sound Source in a Room

海外発表は初めてではないのですが,100%完璧という発表には程遠いです.何回目かということもあってなるべく原稿から顔を上げて読もうとしたら,英文を切る場所がおかしくなってしまったり,現在読んでいるところを見失ってしまったり等,慣れてきて発表が少しおろそかになってしまった部分もありました.しかし,気が緩むということは難しくなくなってきている,つまり自分が成長しているということでもあるので,気を引き締めて今後も成長していけたらと思います.
(教員注:そうです。慣れはよいようで、悪い作用もあります。常に新鮮、緊張感を持つことが重要です。研究室の中でもそうしてください(^_^)。)

質疑応答に関してはある程度言いたいことが分かるようにはなってきているのですが,自分の中で英文が作れなかったので答えることができず,先生に頼りっぱなしでした.簡単な文章でもいいので,自分で答えられるようにしたいです.
(教員注:まだ、道場剣法のレベルですね。斬られても良いから斬って出る、という訓練も重要です。要するに、実践の経験を積んでください。時間を見つけて、イングリッシュ ラウンジを利用してください)

発表の空いた時間を使いポルトの周辺を歩き回ってきました.学会が開催されたホテルから歩いてすぐに川と少し先に大西洋が広がっていてとてもいい気持の中散策することができました.でも,なんとなく歩いたはいいけど同じ道で帰るのもな,と欲が出て別の道で帰ったら,思った以上に道がハードでやめときゃ良かったとなりました.



ポルトは市街地と川岸でとても高低差があって,川岸から市街地に行こうとするとこんな坂を上らないといけないので,ホテルへの帰り道は疲れた足をさらに酷使することになり,この町で暮らすと足が鍛えられそうだなと感じました.


坂道 ホテルへはまだ1/4くらいの場所

前回のアメリカもそうだったのですが,食事中に通りがかった店員が「おいしいですか?(もちろん英語)」と聞いてきたりするのでかなり驚きました.自分は大体の物はおいしいと感じる人なのですが,突然話しかけられたことに動揺しているので,「Yes, good.」くらいしか言えなくて,後で「Delicious」って言えばよかったといつも後悔しています.

夜には作成途中の論文の作成を先生にコメントをもらいながらやっていました.でも,持って行ったのはノートPCで,それも荷物検査で取扱しやすいように小さい画面の物を持っていったため,文章を書くのはつらかったです.また,図表の作成はマウスがない状態でやったので画面小さいのとのダブルパンチで大変でした.でも,文章が思いつかなかったことが一番大変でした.()
(教員注:私も同じ条件だったので、理由にはなりませんね(^_^)。マウスは、小さく軽いので、持参すべきかも知れません。でも、リモートデスクトップで作業するあたりは、大したものです。私は、ファイルを持参します。クラウドの時代なのに・・・という非難?も聞こえそうです)

今回の発表の中で今後の研究の方向性を検討できたので,とても良い経験となったと思います.この経験を生かして修論などに生かしていきたいです.


どうでもいい?話:
今回海外に出発する直前,京急線の駅から羽田空港内に向かっているときに財布を落としました.落としたのに気づいたときは血の気の引くような気がして,「もしかして今日いけないんじゃないのかな」とか「PASMO消えたら家帰れないじゃん」とかその時は頭の回転が速くなったような気がしました.()
10分くらいさまよった後,冷静になって案内所で聞いてみたら落とし物に財布が届けられていました.「良かった」とそのときは思ったのですが,確認してみると紙幣が消えていて(カード類は無事)心と財布にダメージを負いました.海外で落として無くなっているというならわかるんですけど,日本それも出国前だったので,「なんで?」という気持ちが頭の中でグルグルしていました.まぁ,海外だったらカード類も消えていると思いますが.
ただ,返ってこないとはわかっていますけど,「返して」とは今でも思ってます.

これで,AMBIENT 2019の出張報告を終わります.

■引率教員によるサービス?ショット
学会にはBanquetはつきものです。特に、国際会議では、その国の代表的な民族舞踊だったり、歌唱だったりします。ポルトガルは、ファドと呼ばれる歌が有名ですが、そのショーも当然、ありました。何やら妖しげ?な光なのですが、このような光は昔からあったのか?本当に伝統的なものなのか?という疑問を持ってしまいます。おそらく、後年の演出と思われます。


学会会場となったホテルは、ダウンタウンというか旧市街からかなり離れていました。ポルトの普通の生活圏の中にありました。下の写真は、夕食を地元のレストランで食べてからの途中の風景です。ヨーロッパの古い街という風情は確かにありました。もっと、古くて細い路地もあったのですが、撮影は失念したようです。残念。

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