2020年3月30日月曜日

CALVIN KLEINの腕時計(学科長賞)

今年の学科長賞は、CALVIN KLEIN(カルバン クライン)の腕時計です。写真は紙ですが、もちろん、本物が授与されます。時計の裏蓋に「学科長賞」などの文字を刻印する関係で、卒業式には間に合わず、写真のような目録を用意しました。
カルバン クラインの腕時計(目録)
卒業式に間に合わないことが、平成27年度にもありました。「卒業式 (リンク)」のブログ記事をご覧ください。以下の写真は、平成27年度の学科長賞受賞者が目録を身に着けている写真です。
平成27年度の学科長賞 受賞者(写真、再掲)
平成27年度の腕時計は、卒研委員が選んだため、本物の腕時計のデザインは分かりません。目録の紙の腕時計は、イメージです。

本年度(令和元年度)は、本当に、これと同じデザインのカルバン クラインの腕時計です(ただし、文字は裏蓋に刻印されます)。事務職員のお姉さんに、腕時計の候補を選定していただき、その中から、受賞者本人に選んでもらいました。

本年度は、卒業式が中止になってしまいました。そのため、学科長賞を授与する機会がありませんでした。このような授与式が出来ず、残念です。刻印が完成次第、学生さんの元に、郵送されます。

卒業生のみなさまの益々のご活躍を祈念しております。

2020年3月29日日曜日

全てがキャンセルされた中で

 学会はともかく、卒業式も入学式もなくなったのは、学生諸君にとってはつらい気持ちもあったと思います。何のかんの言っても、特に卒業式は一生の思い出に残るイベントのはずですので。

 今週の週末は、外出を自粛してほしいという行政の指導もあります。確かに、ここのところは重大局面になっていると思われます。アウトドア派の私にとっては、ちょっとつらい週末になりそうです。家にこもる、ということは普段なら全くないことです。家人とずーーと一緒がつらいというわけではありませんが(念のため)。

学部の就職担当の職員さんがメールで、さくらの写真を添付してくださいました。おそらく、昨日撮影したものと思います。空の青と桜のピンクのコントラストがきれいです。2020年のさくら”、ということで。毎年本学のさくらの写真を掲載していましたが、今年は難しいかな、と思っていただけに有難い写真です。世の状況は変わっても、自然は何も変わりませんね。毎年同じ時期に同じように、確実に開花します。写真のように、学内は学生がおらず本当に閑散としています。

 こんな外出が難しいときこそ、部屋の中で過去の名画(学生諸君:「カサブランカ」は、しびれますよ)を見たり、名著を読んだりするのがいいのかも知れません。なかなか普段はまとまった時間を取れませんし。と、いうことで・・・

本学の図書館のホームページ(https://www-std01.ufinity.jp/kaitlibrary/)のトップページの右の欄に図書館Cafe -学生向け図書館情報誌 -(リンク)があります。

これがそのページです。図書館Caféと大々的には書かれていませんが、図書館Café, Vol.**, No. **と論文みたいにリンクが貼られています。近々のものはVol.9, No.2です(リンク)。

 実は小生もこの号に、学部長にして図書館長のM本先生から、「学生時代のこの一冊」ということでお前も何か書け、と言われて寄稿しました。短い文章でしたが、学生の論文を修正するよりもはるかに大変でした。文庫本の背表紙?に短い要約がありますが、それを書いている人が大変な力量であることがよくわかりました。

 過去から多くの学生諸君や先生方が寄稿しています。それを見て、面白そう、と感じたものを読んでみるのもいいかも知れません。自分の領域から離れて別の世界を感じる意味は大きいと思います。


2020年3月19日木曜日

ただいま、仕込み中

 学会がキャンセルとなり、また授業も卒業式もないので、さぞかし・・・と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、・・・。この時期は、新年度の授業準備の時期でもあります。新たな科目を担当する場合は、教材を変更する場合は、特に重要な時期となります。その一例を紹介したいと思います。申し訳ありません。学生ネタがありません。

 子どものとき、“だいこんの花”というドラマを見ていました。その中で板前さんの、「仕込みが何よりも大切」、っていう主旨のセリフがありましたが、教員にとっても仕込みというか授業準備はもっとも重要な仕事の一つです。

これが仕込み中の実験授業で使用する学習用基板です。同僚のC教授と相談し、「ないものは作るしかない」ということで(似て非なるものはありますが)、作りました(制作のための予算獲得はC教授がやってくれました。感謝)。「KAIT IoT/AI Training Board」と勝手にネーミングしました。組み込み系の技術からIoTAIへと発展、学習していくためのものです。プログラム学習の“Hello World”に相当する初歩のLEDから、各種センサ、AD変換器、その他もろもろを実装しています。

 










これをRaspberry Pi Zeroに接続したのがこの写真。このワンボードコンピュータへのプログラミングの実験授業の準備です。もう出来ているんじゃないか?って。そうでもないです。ソフトウェアと一体となって初めて基板は動作するので、いまはそのソフトウェアの準備、確認中です。ワンボードコンピュータと言っても大したものです。センサデータを取り込んで、****がポイントですね。ネット接続も容易なので、****。あとは、何が価値があるかってとこです(卒論ではなく授業なので、基本、考え方や技術を学習します)。

Raspberry Pi ZeroPCを接続したところ。学生は各自自分のノートPCを持っているので、いつでも学習ができます(余計なお世話(^_^)。パソコンのプログラムを開発するのではなく、Raspberry Piへのプログラムを開発します。ディスプレイとキーボードがないと開発できないので、ノートPCのそれを使います。

 ソフトは後からでも変更できますが、ハード(本ボード)はできません。後悔しているところはないかって? 後悔はこれからだと思います。出来立ては、とかく自己満足するものです。鋭い読者の方からは、AIが見えないな、というご指摘がきそうです。確かに。画像、音声データをベースとしたAIへの展開は次のフェーズへの宿題ってとこです。本ボードを用いた実験を通して、サンプルプログラムの改良や新規作成も必要です。

 単なる作業報告のような記事になってしまいました。いつも学生をネタにしているので、レパートリの狭さは否めません。早々に学生の活躍?の記事を書きたいものです。

2020年3月14日土曜日

学生奨励賞を5名が受賞

金沢工業大学で開催される予定だった情報処理学会全国大会は、オンラインでの開催になりました。
そして、以下の学生さんが、学生奨励賞を受賞しました。おめでとうございます。
  • 佐野 敬大 さん
  • 赤坂 幸亮 さん
  • 増田 陸 さん
  • 有賀 安央衣 さん
  • 松浦 孝欣 さん
学生奨励賞の発表ページを切り貼りし、神奈川工科大の学生さんを集めました
発表者のリストや、オンライン発表している模様は以下をご覧ください。
  • 情報処理学会第82回全国大会(2020)で30件の発表(リンク
  • 情報処理学会 全国大会オンライン発表 (リンク

2020年3月10日火曜日

朗報:「2019年 電子・情報・システム部門 技術委員会奨励賞」を受賞

先日、悲報:****という記事がアップされていましたので(リンク)、今回はその逆の朗報ということで。この時期は例年、学生の学会発表の雄姿?や卒業式のもようをアップするのですが、今年は全てがキャンセルされました。心から残念に思います。さて、本題に戻ります。

以下は、学会から昨日受信した連絡の一部抜粋です。

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このたび昨年の電気学会情報システム研究会における「門倉 丈」様のご講演が優秀と認められ,
2019年 電子・情報・システム部門 技術委員会奨励賞」を授与されることとなりました。

202061日に開催される第82回情報システム研究会にて授与式を執り行いたく存じます。
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2019年 電子・情報・システム部門 技術委員会奨励賞 授与式
日時:202061日(月) 17:00頃を予定 (一日目の講演終了後に開催)
会場:北海道大学 工学部 アカデミックラウンジ 3
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と、いうことなので、賞状と副賞は、まだいただいていません。

おめでとうございます!!!

本授賞は、昨年度電気学会の情報システム研究会で発表された多くの論文の中から、今年度審査を行った結果とのことです。当日のプレゼンの出来のみではなく、論文をしっかり審査され評価された、ということで、誠に喜ばしいことです。T.T先生によれば、これでも早くするようにした、とのことです。確かに、卒業までには間に合いました。
3/15 修正
年度ではなく年です。2019年1月~12月に発表された論文から数件が選ばれて表彰される、ということです。T.T先生、ありがとうございます。説明をちゃんと把握できていませんでした。(-_-;)


ちなみに既に記憶は喪失していますが、彼が発表したのは、第77回情報システム研究会(会期:2019316()17()2日間)、会場:与那国町複合型公共施設)(リンク)で、論文タイトルは、以下です。ちょうど1年前のことなのですね。
「ニューラルネットワークを用いた室内アラーム音の識別とその報知システムの基本検討」


ここまで行ったのですね。記憶は甦ったでしょうか?彼が写っていないのは残念!!!(私は同行できませんでした。残念!!!)


こちらは、http://welcome-yonaguni.jp/から。青がキレイです。

学会は南から北までいろいろな場所で開催されることが、この例からも明らかです。粋な学会のようです。苦しい研究の記憶(その分、身につくと思いたいです)、楽しい旅の記憶?が残るようにやっていきたいものです。

追記
当日の発表時のもようの写真をいただきました。これで、彼の記憶も100%回復、ということになります。ありがとうございます。

さらに追記
賞状と副賞(レーザポインタ)が贈られてきました。

彼は4月から社会人です。研究室、いや大学にとっても大きな痛手です。が、有為な人材を輩出するのが大学の最大のミッションです。そういう意味では、彼の大学院修了を心からお祝いしたいと思います。長いこと、研究室、本学に大きな貢献をしてくれたこと、心からお礼を申し上げます。

2020年3月6日金曜日

情報処理学会 全国大会オンライン発表

金沢工業大学で行われる予定だった情報処理学会の全国大会がオンラインでの開催になりました。そのため、研究室から研究発表しました。以下の写真は、オンライン発表している様子です。この学生さんは、イヤホンに付属するマイクを使って発表していました。
オンライン発表中
発表を待っているときは以下のような感じです。絵面的に変わらないように見えますが、発表の時は、背筋が伸びています。
発表の順番を待っているとき
相手から姿は見えていなくても、ビシッとしてしまうのは、なんでなんでしょう。この現象に名前が付いているように思います。知っている人は、コメント欄で教えて頂けたらと思います。

オンラインで発表した学生さん、お疲れ様でした。

発表件数、論文タイトルなどについては、以下の過去のブログ記事をご覧ください。

  • 情報処理学会第82回全国大会(2020)で30件の発表 (リンク

2020年3月2日月曜日

悲報:学生主体による新入生向けガイダンス中止

最近では様々な大学で、入学後の友達づくりのサポートをしています。神奈川工科大学では、ずっと前から行っていました。情報工学科では、これをさらに進めて、学生主体で入学に、新入生向けのガイダンスを、2年前から行っています。もちろん通常のガイダンスもあります。入学前なので、希望者のみの企画です。語源は分かりませんが、KAIT WeVと言います。以下の画像は一昨年の物です。
2018年のKait Wevの模様
そして、今年も準備していましたが、昨今の事情により、中止が決定してしまいました。

新入生の皆さんには申し訳ありません。過去のKait Wevの記事を見て、雰囲気をつかんでいただければ幸いです。
  • 学生主体による新入生向けの「KAIT WeV」が開催されました (リンク

話は変わりまして、大学の雰囲気の情報提供の話です。

友達作りのお手伝いはできませんが、学校の雰囲気は、本ブログを見て頂ければ、つかめるのではないかと思います。
  • 情報工学科学科ブログ http://blog.cs.kanagawa-it.ac.jp
    • 学生の生の姿をお見せしています
    • 情報工学科以外の話もあります
  • 情報工学科Twitter @kait_cs
    • 学科ブログの新着記事を案内しています
    • 朝9時に、同一日付の過去記事を1通お届けしています
  • 試験用Twitter @KaitLDL
    • 朝9時5分に、同一日付の過去記事を全てお届けしています
    • 非公式です
  • 情報工学科Web http://www.cs.kanagawa-it.ac.jp
    • 主に高校生向けに情報提供しています
    • 面接のコツなども載せていますので、是非見てください