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2012年9月1日土曜日

他学科の研究室との交流


 他の学科でも同じようなことを考え、指向している研究室があります。先日のブログ(リンク)でも施設見学の紹介をさせていただきました。今回は、先方(ロボット・メカトロニクス学科の高尾研究室)の学会の発表練習に紛れて?その他いろいろ見聞きしてきました。


9月初めに九州大学でヒューマンインタフェース学会があり、そこのデモセッションで発表するそうです。身障者の方でもパソコンを使えるように、頭部の動きでパソコンのカーソルを制御する研究のデモです。我々も似たような検討を進めていますが、手法が異なります。様々な工夫を紹介してくれました。デモもちゃんと動いていました。


アイデアを具体的な形にして、デモ形式で相手に説明することはインパクト大、説得力大ありです。技術は正直なので、おかしな部分があるとデモは必ず失敗します。技術は嘘をつきません。実際に見せることで、見に来てくれた方と多くの議論が生まれます。


説明を聞いている当研究室のメンバーと筆者。頬杖をついているのは筆者。お行儀が悪いです。よい学生の皆さんはこのような真似はしないように(他のところを真似してください)。写真を撮られたことは、全く気づきませんでした。フォーカスされないように、身辺に気をつけないと・・・。


高尾先生です。認知科学をベースに身障者の方への支援システムなどを研究されておられます。「不便なところを解消する、というのもある。しかし、身障者の方々が最初からそんなことできないと諦めていたことを可能にすることにも挑戦していきたい」との発言が残っています(他は忘れた、というわけ・・・)。

 気さくでフランクな先生です。ブログに顔写真を載せる了解を得ようとして、ブログを見せたとき、「○○メンは誰だ、と思いきや自分だった」という形で了解をくれました。私が絶句したのは言うまでもありません。


これは、先ほどの高尾先生の発言を裏付ける実験装置の一つ。先生は視覚障碍者の方へのナビゲーションの研究を進めておられます。しかし、商品棚に案内するだけでは、・・・ということで、ウィンドウショッピングを可能にするために棚の前面にRFIDタグを取り付けています。それを障碍者の方が手の甲に取り付けたタグリーダ経由で商品情報を受け取るという仕組みのようです。我々はウィンドウショッピングをしますが、これを視覚障害の方もできるようにという試みです。確かに商品棚におかれた商品の情報を得ることができ、見えなくとも楽しめる感じがするし、実際の店舗のイメージが大きく膨らみますね。


夏休み中にもかかわらず研究室には多くの学生がいました(カメラの視野角が狭く、全員写せませんでした)。いかにも研究をやっている研究室らしいです。皆さん、礼儀正しい学生さんでした。関連研究をしている3名の学生を同行しましたが、全員引き連れて行けばよかった、と反省もしています。彼らにとっても有意義な交流だったと思います。私も九州に行きたいな・・・

2012年6月13日水曜日

最新設備を見学しました

 一般的に(あくまで、一般論ですが)、大学では大企業に比べて研究予算の規模は大きくなく、実験設備や測定機器などはどうしても見劣りしています(その分、頭でカバーするのが大学の姿ではないか、とのツッコミはご遠慮ください)。しかし、これは凄い!!!という機器もたまには導入されます。他の学科なのですが、声をかけていただけたので、見学会に参加してきました。

 fNIRS(エフニルス、と発音していたように記憶しています)と呼ばれる最新の測定装置が導入されました。導入の主は、本学ロボット・メカトロニクス学科の高尾先生です。この装置は、近赤外光を利用して脳内(表面から20mm程度までの内部)の血中酸素状態を計測して、脳の活性化状態をリアルタイムでモニタするものです。


導入の主役であるロボット・メカトロニクス学科の高尾先生。資金獲得を含めて、今回の見学会の実施までには相当の努力と苦労があったと思われます。表情にも出ている?

これが装着状態です。着けられたら、何を考えているかまでも分かってしまう、なんてことはありません。でも、非常に敏感な装置で、例えば被験者にこれから実験しますよ、と言っただけでも被験者の反応によって計測結果が変化するとのことです。

 通常の脳波センサは頭の表面の電位を計測し、それを周波数解析して脳波として検出するものですが、こちらは脳内の血流を見るので、原理が異なります。


説明に加わった学生諸君。説明、ありがとうございました。測定そのものの信頼性を確保するため、温度、湿度、照度をコントロールするとともに防音シールドされた部屋で計測されます。いい環境です。人が被験者の場合、確かに環境条件によって特性は変わりそうですね。非常に微妙な測定となるので、環境の変化は大きな外乱となると思われます。


 この最新機器を用いて、人間のそれぞれの状況での脳の活動状況が、その脳内の部位を含めて分かることになります。新たな、そして有意な知見が得られ、認知行動科学の分野での本学のプレゼンスが大きく高まることが期待されます。このような機器は使いたくでも使えるものではありません。そのような環境を十二分に利用していきたいものです。

2011年11月22日火曜日

KAITシンポジウムが開催されました

11/19(土)の天候の悪い中、KAITシンポジウム2011が本学情報学部棟で開催されました。学内者も含めて、約200名近くの参加者があったようです。KAITシンポジウムは2回目の開催となりますが、今年は情報学部が幹事としての開催です。開会式の司会を情報学部長の速水先生が行いました。
速水学部長の開会式司会
その後、小宮学長挨拶、来賓挨拶(神奈川科学技術アカデミー馬来様・小林厚木市長様)の後、本学からの研究発表で、情報工学科の五百蔵先生が代表として「地域を守る情報技術」を発表しました。本学で行われている取り組みとして「地域情報マップ」、「地上網と衛星システムを用いた情報収集・共有システムの提案と基本実験」、「森の里地域の目防犯ネットワーク」の3件の概要を報告しました。続いて、本学からはロボット・メカトロニクス学科の高尾先生が「あらゆる人を支える情報技術」という演題で発表しました。
地域を守る情報技術五百蔵先生のアップ(^_^;)
やはり、前の方が空いています
その後、研究室見学、パネル展示紹介プレゼンテーション、ワークショップ等がありました。研究室紹介では、情報工学科の山本研究室が公開されました。廊下で、電子ホタルがお出迎えしています。
2階には案内のパネル山本研の電子ホタルの展示
また、「IT夢コン2011報告&入賞者発表」もありました。IT夢コン2011は、高校生を対象に7月に行われたのですが、その入賞者に再度来校していただき、発表を行なっていただきました。
展示を見る高校生
 最後は、パネル討論会「緊急時に安全確実な情報連絡手段を確立する」です。震災での教訓を含めて白熱した討論が行われました。

パネリストの方々
その後、懇親会が行われました。
「"殺陣"で学ぶ自分のキャラクター」ワークショップのチームと学長

KAITシンポジウム2011Webサイト