2018年11月23日金曜日

国外学会学生出張引率報告 

 学会が終了した今夜になっても、なかなか書くべき内容が整理できませんが、彼(門倉君)にも書いてもらうことになっているので、私は私なりに感じたことなどを(彼とは、分担の相談はしていません。お互いに報告記事を、ということにしています。冗長な箇所があれば、それはそれで同感ということでご認識ください)。

 参加学会は、11/18-22にアテネで開催されたInternational Conference on Ambient Computing, Applications, Service and TechnologiesAMBIENT********には年号が入ります)と言われている会議です。類似の会議も併催されているので、まとめてNexTechと総称する場合もあります。ここで論文発表するM1の門倉丈君の引率が私の基本ミッションです。論文タイトルは、彼の記事に出るでしょう。


アテネについたとき。日付が変わり、深夜2時ごろでした。深く考えませんでしたが、ドバイ経由、イスタンブール経由という手もありました。料金的にもそうすべきだった、という反省があります。発想が固まっています。


その日は、時差ぼけを解消ということで。とにかく、日を浴びる、体を動かす、ということで。夕方からのパネルの様子を見ました。

発表前の機器確認。重要なことですね。ホテルの会議室を会場にしています。椅子を並び詰めても20席もないくらいです。

(発表の様子:写真は彼の記事にでるはずです)
彼の発表中の様子:座って、パソコンに表示させたカンペを読み上げた人もいましたが、たとえ紙を持ってもこのように、立ってプレゼンをした方がよいと思います。基本、すべての発表者は立っていました。きちんと発表していました。今後の課題は、私を含めて、質疑応答をより滑らかにすることですね。日本の学会でもかみ合わないことがあること、互いのベースが異なるので、ある意味仕方ないと甘えたくもなりますが、それではNGです。

こちらは私の分。小生も登壇しました。話すことは、事前に練習もできるし、まぁ、なんとかですね。問題は、専門が異なる、というか視点が異なる人とのインタラクティブなやりとりです。

学会のバンケットでの一シーン。ギリシア舞踊です。その後、小生も加わりました。女性の隣にいきたったけど・・・。イランから英国へ、ベラルーシからアイルランドへ学びに行っている学生がいました。

某公立大学の先生とご一緒した夕食メニュー。ギリシア料理を味わいました。値段的には、日本よりちょっと安いくらいかな。欧州は一般に日本より高いけど・・・(国にもよりますが)

場所は異なりますが、ゴッホの“夜のカフェテラス”を思い出しました。車は余分でした。テーブルも外に出ていませんね。でも、その雰囲気は確かにありました。

 何とか、引率のミッションは完了しそうです。これから、バイキングの食事をしてから空港に向かいます。朝食を食べ過ぎないようにすることと、空港でのトラブルに注意です。乗り継ぎが無事完了するまでは、気を抜けません。

■感想など
・日本人の発表は、一つの成果としてまとめ上げたという安ど感を感じます。一方で、外国の、特に若い研究者のそれは、これを一里塚にして今後さらに発展させようという意欲を強く感じました。
・セッションの会場が狭いことも関係あるのか、日本の学会と比べて内職している人がほとんどいません。とにかく、人の話を聞く、という意識は高く、多くの人が積極的に学会に参加しています。
IoTAIはここでもテーマの根幹をなしています(そういう学会ですね)。(センサ)データと機械学習を組み合わせて、***が一つのターゲット。***が日ごろの問題意識が出てくるところかと。技術だけではないですね。
・9時開始、19時過ぎまで、セッション、パネル討論が連日あります。日本の学会より長時間です。日本人は本当に働きすぎなのか?受付の女性は8時ちょいすぎには座っていました。
・加齢のためか?なかなか順応しきれません。テレビのONの仕方やエレベータの操作は門倉君に教えてもらいました(エレベータはいろいろ癖がありますね)。道案内も頼りました。これからは、スマホの使い方次第で、***が大きく変わると感じました。本能で***、は通用しません。
・キーノートで心に残った発言
“パックがどこに来るかを予測して動く”(パックとはアイスホッケーで使用するボールのようなもの)、“木に登る方法の延長で、月には行けない” というたとえ話があります。要するに現在の延長上のみで考えるのではなく、着想、発想の飛躍が必要と感じました。

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