2012年7月21日土曜日

電子情報通信学会 研究会での発表

学会に行ったのか、何をしに行ったのか分からないようなブログ記事も最近ありましたが(リンク)(笑。賞を受けたのに失礼な発言お許しを)、ここでは、見本?として正統派の学会出張報告をします・・・。そう言いながら、そうできていないことをご容赦ください(正統派の出張報告はNTM先生にお願いしたいと思います)

去る1920日の二日間に渡って、電子情報通信学会の研究会(今回は3つの研究会の合同の形。当方の参加研究会は、ユビキタスセンサネットワーク研究会という今流行のスマートフォン内蔵のセンサやMachine to Machine(M2M)通信等に関するテーマを扱う研究会です)が盛岡の岩手大学で開催されました。19日の夜に着いたときは、いやー本当に涼しかったです。翌日も大変涼しくて、研究会に参加した甲斐があったと感じました(その後、関東でも同じように涼しいことが分かり、嬉しさ半減)。

今回の発表者は秋山征己君(修士2年)。彼は18日の午前から出発し、その日は聴講と懇親会に参加しました。懇親会の写真はありません。19日の朝、ホテルロビー集合が彼とのお約束でした。



ホテルから歩いて40分くらい?かかって到着。キャンパスは広いので、岩手大学の敷地に入ってから10分程度歩いたように思います。出張の証拠をまずは確保。これで、出張の目的は完了、・・・とはなりません。


昼休みがちょっと長めでしたので、昼休みに大学構内を散策しました。ちなみに彼の発表は午後一番ですが、私が発表するのではないので、気安く散策でもやるか、と提案しました。岩手大学の前身だった盛岡高等農林学校(OBには宮沢賢治がいます)時代は植物園だったという自然公園を歩く秋山君。涼しくて高原を歩いているような感じでした。


歩き出したらとことん、という感じで、農学部にも行きました。羊と山羊がいました。写真奥の白い群れ(ほとんど見えないくらい小ささ)が山羊。羊は真っ黒でした。厩舎を覗きましたが、馬は見えませんでした(馬の匂いはしました。私の田舎では、子供のころときどき馬が歩いていましたので、匂いは覚えています。馬具屋さんもありました。)


ちゃんと発表したの?と言われそうなので、そろそろ・・・。


発表のタイトルは、「スマートフォンを用いた家電操作プラットフォームの提案と基本実証 ~ネットワークリモートコントロールユニットの設計と開発~」。彼が構築したこのプラットフォームの上で、彼が面倒を見ている4年生が価値ある多くのスマートフォンのアプリケーションを現在開発しています。


発表している秋山君。エースを登板させている監督の心境だろう、要するに安心してみているだけだろう、と言われそうですが、そうでもありません。彼が打たれることを心配しているのではありません。彼の発表は何回も見ているし、私よりもうまいのでその意味では心配はしていません。気にしているのは、聴講者が関心を持ってくれるか、どのような反応を示すか、ということです。



写真は省略します。熱心に発表のスクリーンを見てくださった聴講者の方々として掲載したかったですが、かぶりつきのような感じもして、失礼かと思いましたので。発表後の雰囲気も上々(それなりのインパクトがあったと思います)、質問、コメントも活発に出ました。彼も上手に答えていました。発表の内容は毎年10月に開催される最先端のエレクトロニクス・ITに関する技術展示会であるCEATECに出展を予定しているものなので、今回の好印象は自信につながるものものとなりました。


 ホテルの朝食で本研究会に参加の知人というか先輩にタマタマ会えてじっくり話ができ、また研究会の会場でも多くの知人に会えました。昔からの研究者仲間です。この意味でも有意義な出張でした。また、単に成果を発表する、情報を得るというだけではなく、大学のプレゼンスを(ごくわずかですが)高めたりするのも学会に参加する一つの目的ですが、それも達成できたと思います。秋山君にとっても盛岡1泊で観光らしいことはできなかったはずですが、日ごろのリフレッシュにはなったと思います(次回は九州に行きたいような雰囲気でした)。


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