11月21日(水)に第6回のアンドロイドの会
(i-Androidの会)が開催されました。今回は、教員9名を含む、合計25名の参加がありました。学生の発表が5件でした。
- 望月克俊[清原研]:ブラックライトを用いたスマートフォンによる麻雀得点計算支援ツールの提案
- 屋良朝克[田中博・鈴木研]:屋内測位システムのためのマップサーバの構築とAndroid端末との連携
- 森崎雅崇・白井宏幸[田中博・鈴木研]:Android内蔵気圧センサを用いた在階推定方法の基礎検討
- 中嶋達朗[田中哲雄研]:透過型キーボードを用いたAndroid端末における日本語入力方法
- 木村真純[山本研]:Androidを使った空間把握ロボットの開発
望月君の発表は、最終的には麻雀点数計算支援を行わせるために、まずは麻雀牌を認識させる方法の提案でした。Android端末を用いて、比較的安価に認識させるためにブラックライトを活用する方法が提案されました。
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望月君の発表 |
屋良君の発表は、田中博研究室得意の屋内測位システムのプラットフォームと成るためのマップサーバについての発表です。マップサーバを用いて、屋内でのナビゲーションのデモストレーションも動画で行なっていました。
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動画を使ったデモストレーション |
森崎君の発表は、屋内ナビゲーションにおいて、今自分が何階にいるのかという在階情報を推定するのにAndroid端末に内蔵されている気圧センサーを使用するための基礎データの収集とその可能性についての発表でした。Android端末には、様々なセンサー類が内蔵されていくので、思いもつかない使用法が提案されていくかもしれません。
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発表者の森崎君 |
中嶋君の発表は、画面上での専有面積の少ない新しいAndroid端末のソフトウェア・キーボードの提案と実現の発表でした。
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新しいレイアウトのソフトウェア・キーボードの提案 |
Android端末を使用していてキー入力は必須なので、様々な質問や意見・提案などが出ました。
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デモ機と自分の端末との比較している参加者も |
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発表者との意見交換 |
木村君の発表は、災害時などに活躍するロボットの制御をAndroid端末で行おうというものです。今回のロボットは、LEGO Mindstormsで開発したものです。Android側のアプリケーション開発は、MIT App Inventorで行なっていました。
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MIT App Inventorによる開発アプリケーションの説明 |
有名な”マーフィーの法則”ではありませんが、Mindstormsの電池切れで、実機によるデモストレーションは、おアズケとなってしまいましたが、参加者の興味を引いていました。
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デモストレーションの機器に群がる |
今回は学生による発表がメインでしたが、教員を含めて活発な意見交換が行われて、有意義なものだったと思います。学生にとっても、自分の研究室のメンバー以外の方からの質問や意見は良い刺激になったのではないでしょうか。卒業研究や学会での発表の「予行練習」と思って、気軽に発表してみるのが良いのかもしれません。なんといっても、同じ学科の仲間ということで、「身内」ですから。
次回の第7回は、今年最後となりますが、12月19日(水)の5限(16:40~)を予定しています。
ぜひ、大勢の方の参加と発表をお待ちしております。
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