2016年1月30日土曜日

練習時間は10時です

 昨日(1月29)は金曜日、要するに花金(もう、死語なのかな?)ってやつでした。卒論発表は24日でもうすぐです。「さぞかし、この時期、学生のご指導が大変でしょう」、と言われたくもありますが、昨日は学外メンバーとの飲み会があり、(当然)そちらを優先しました。
 
 友だちのいない私!!! にとって、学外の人たちと飲み会と称した情報交換?は、“人脈硬化(動脈硬化をもじっています)”を防ぐ観点で重要です。自分と立場や業種が異なる人との会話を通して得る情報や刺激は、なによりも大切ですね。脳の活性化にもなります。特に、異性がいる席は、いろいろ勉強になります。その意味で参加しています。あくまで、勉強の一環です。女性がいるのが理由ではないので、念のため。学生指導をしたいのはやまやまですが、自分も勉強しておかないと学生の指導もできなくなります。勉強は重要ですね。

遅れていくのは女性に失礼、ということで急いで横浜へ向かう電車の中で、卒研生の小圷君から「明日の卒論発表の練習の時間を10時で考えています。○○先生のご予定は大丈夫でしょうか?」とのメールを受信しました。私はサラリーマンだったこともあり、「***できますでしょうか? ****やっていただけませんでしょうか?」との表現は、「***をやりなさい。やらないと、+++++。」というふうに本能的に解釈していまいます。ということで、今日は発表練習になりました。ボコボコにするぞ、と思わないとやっていられません(^_^)。

その状況を、卒論のテーマとともに。
小圷 勇亮
 「慣性センサ内蔵HMDによる位置推定とナビゲーションシステムへの応用」
モベリオ(リンク)内蔵の慣性センサを用いて、実風景の上に屋内での推定位置、移動軌跡をプロットした半透明の地図を重ねます。

中川 伊織 
「エレベータを利用した階層間移動における在階推定手法の検討」
階層移動を含めて自動で電動車いすを目的地まで走行させるための技術です。

工藤 明仁 
「手話認識のための照明変化にロバストな色検出手法の検討と評価」
環境(明るさや照明の相違)によらずに正しく色を検出するための技術です。カラー手袋を装着した手の動き、指の形を検出するための必須技術です。あの工藤君(リンク)です。


吉本 怜王 
「手話認識のためのHTKの導入とHMM適用の検討」
今話題の機械学習の技術を用いて、手話を高精度に認識するための基本技術に関するものです。彼が技術導入の壁の一部を切り崩しました。

 4人を片付けるのに4時間近くかかってしまいました。手強い相手の皆様でした。もう学生はいないのか?って。いえいえ、人気研究室ではないですが、まだまだ卒研生はいます。今日練習した学生は、手強い学生ではなく、むしろ危機感を持って日々まじめに取り組んできた学生であるとも言えます。この時期、追い込まなければならない学生が、むしろのんびりしています。出来る学生はより出来るように、そうでない学生は****という感じになっています。私の指導がまずいのでしょうか?(そんこと、ないですよね)

 指摘事項は忘れずに修正してね。納得でいない場合は、テキトーに相槌を打たないで、反論してきてね。発表を楽しみにしています。


 

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