2016年1月7日木曜日

学生が学会から賞をいただきました

 修士1年の金田一将君が、電子情報通信学会が主催したヒューマンコミュニケーショングループシンポジウム(1216日 ~18日、富山国際会議場で開催)で発表した論文(論文題名:スペクトラム拡散を用いた多ユーザ収容可能な非可聴音による屋内測位の基本実験)で、オーガナイズドセッション賞を受賞しました。彼が執筆した学会出張報告の記事はこちら
 

 この発表は、研究室として取り組んできた理論検討とシミュレーション結果をもとに、ハードウェアの試作とソフトウェア開発によって測位システムとして構築し、実験によってその妥当性の確認とともに基本的な特性を明らかにしたものです。ハードからソフトに至る広範囲な検討と開発、そして地道な実験が評価されたようです。← これは、大学の公式ホームページ向けの文言?


 でも、上記は本当です。以前、先輩の村田君が学会から受賞した記事を書きましたが(リンク)、それからの継続検討の結果です。基本的に、システムは多数の要素技術から構成されており、一人で構築することは規模にもよりますが、あまりないと思います。そんなこと、社会基盤のシステムを考えると明らかですね。その意味で、協調性やコミュニケーション能力が重要視されるのだと思います。って、ゆーことで、この受賞は、単に技術力だけではなく、先輩、後輩がうまく連携した果実でもあると言えます。


額とは言えませんが、それなりのカバーに入れられて、学会から賞状は送られてきました。輸送の梱包材をはずすときは、額に入れられているのかな?と期待しました。以前は、額ってしましたが(滑)。


これがその賞状です。ハンコは確かにいいものですね。人によっては、サインは安っぽくなってしまうので。


 金田君からは、「当日の発表が終わり、夜ホテルに着くタイミングで受賞の知らせを聞いた時はと ても驚きました。学生時代にこうした栄誉ある賞を頂けることをとても光栄に思います。同セッションで様々な大学や企業の方が発表された中での受賞ということで、身に余る思いでもあります。改めて、指導いただいた先生・多くの実験などを手伝っていただいた先輩や研究室の皆さんに感謝申し上げます。」と大学公式ホームページ向きのコメントを寄せられましたが、まぁ、80%は本心だと思います。


 今日も新たな発見がありました、ってゆーか、問題点が露見してしまいました。金田君、大丈夫ですか? このようなことを経験し、乗り切っていくことが、実力向上につながっていくのだと思います。就活もそろそろ本格化しますが、うまく研究室での仕事と就活を並行してやっていってください。会社に入れば、会社、家庭(子どもができればなおさらです(私の経験))ということで、そっちの方がもっと大変です。N君にも聞いてみてください。

0 件のコメント:

コメントを投稿